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ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2017-11-14
古くからのいい伝えですが、実はその逆に「猫が顔を洗うと晴れる」という地域もあるそうです。
日本だけではなく、ネコと天気にまつわる言い伝えは世界中にあるようです。
イギリスの古い文献にも、「ネコが顔を洗うと雨になる」といういい伝えがあるようですが、ネコは天候に関係なくグルーミングの一環として毎日顔を洗う生き物です。
天候との結びつきは、実証はされていません。
しかし、いい伝えの根拠として、湿度説と気圧説が知られています。
触毛といわれるネコのひげや目の上に眉毛のようにある長い毛は、ネコにとって大切な感覚器官の一つです。
レーダーのような働きをして、障害物を感じ取ったり風向きや湿度を感じることもできます。
温度説では、雨雲が近づいて湿度が高くなると、触毛がべたついたり重くなったりして、感度が落ちるとされています。
その為、ネコは触毛の手入れとして、それが顔を洗っているように見えるというものです。
気圧説では、ネコが顔を洗うのは、不安を和らげるためといわれています。
ネコは強いストレスを感じると念入りにグルーミングをするので、微妙な気圧の変化にも敏感で、顔を洗って気持ちを落ち着かせているというものです。
何れにしても、いつも以上にゴシゴシと顔を洗っているときは、雨が降るサインなのかもしれませんね。