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猫のしっぽの秘密

出典元: shutterstock.com

猫のしっぽの秘密

ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2020-07-08

猫は感情を顔に表すことは少ないとされていますが、実は尻尾の動きで感情を表現しているのです。猫の尻尾の役割と、尻尾の動きからわかる猫の気持ちをご紹介します。
 

猫の尻尾の役割

猫の尻尾には様々な役割があります。
 

●バランスを保つ

猫と一緒に暮らしていると「危ない!下りてきて!」と思った経験は、一度や二度はありますよね。猫は高いところが好きで、塀の上やカーテンレールの上などでも、しっかりとバランスを保ち歩くことが出来ます。
尻尾を使って、その都度調整をしながら、落ちないようにバランスを保っているのです。

●体温調節

寒い時は猫は体を丸めて寝ますよね。マフラーのように、尻尾もぐるっと体に巻きつけることで、熱を逃がさないようにしているのです。

●マーキング

猫には臭腺というフェロモンを出す器官があります。飼い主さんの足や家の隅々など、自分のテリトリーに尻尾をスリスリをすることで、マーキングをしています。
 

猫の尻尾はコミュニケーションツール


猫の尻尾の役割の一つは、他者とのコミュニケーションのための手段です。人は嬉しい時や悲しい時、顔に感情が表れますが、猫の感情は尻尾に表れます。
犬は嬉しい時に尻尾をブンブンと振ることはよく知られていますよね。同じように、猫もその時々の感情を尻尾を使って表し、家族や仲間とのコミュニケーションの手段としています。
 

●尻尾を真っ直ぐ立てる

子猫が母猫や兄弟、一緒に飼われている仲間、飼い主さんに近づく時などに見られます。甘えたい、かまって欲しいなど、親しみを込めた仕草です。何かを要求するときにも尻尾を立てます。
お互いに尻尾を立てる行動もよく見られることから、「こんにちは」と、挨拶をしているとも考えられています。

●尻尾を大きく振る

機嫌が良い時や、安心してリラックスしている時の表現です。とても気分の良い状態です。

●尻尾を下に垂らして、水平に振る

見慣れないもを見つけた時や、獲物に飛びつこうとしているときによくみられる仕草です。獲物を見つけて興奮している、興味深々という感情の表れです。
 


 

●尻尾全体をパタパタと振る

尻尾をパタパタと大きく早く振っている時は、イライラと怒りの気持ちを表しています。基本的に猫が尻尾を大きく振っている時は、不機嫌なときが多いのでそうっとしておきましょう

●毛を逆立てて、尻尾を膨らませる

猫は驚きや恐怖を感じた時、相手を威嚇するときに全身の毛を立たせて、自分を大きく見せるようにします。尻尾も同様で、自分を強く見せるために毛を立たせて尻尾を膨らませます。
尻尾を山形のアーチ状にしている時は興奮したり臨戦態勢に入っている時なので、手を出さないようにしましょう。

●尻尾を足の間に挟む

尻尾を体に巻き付けたり、足の間に挟んだりしている時は、恐怖を感じている時です。体を小さく見せることで、ちょい相手に対する降参の気持ちを表しています。
自分は小さくて弱いから、もう攻撃しないでほしいというサインです。;

●尻尾をだらんと下に垂らす

猫の尻尾がだらんと垂れ下がった状態の時は、飼い主さんに叱られたりして落ち込んでいたり、体調の悪い時もだらんと垂れ下がります。
尻尾以外で、いつもと様子が違う時は、かかりつけの獣医さんに相談してみましょう。

●読んだり話しかけたりしたときに、尻尾の先を少し動かす

寝ている時や動きたくないとき、飼い主さんが猫の名前を読んだり話しかけたりすると、尻尾の先だけ小さく動かします。
飼い主さんに呼ばれたら、無視はできないけれど、声で返事もしなくないし動きたくない。とりあえず反応はしておこうという精一杯の気持ちの表れです。
 

最後に

猫の尻尾は背骨の続きであり、先端まで骨も神経も通っています。その為、デリケートな部分で痛みも感じやすく、多くの猫は尻尾を触られることが好きではありません。
尻尾を引っ張ったり踏んづけたりすると、痛みだけではなく、下半身に障害が残ってしまうこともあります。無理に触るようなことはせず、特に小さなお子さんには、犬や猫の尻尾を引っ張らないように、注意をしてあげましょう。

 

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