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ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2017-11-07
毎日きちんと餌を食べているはずなのに、動物病院で栄養失調と診断されるケースが増えているそうです。
栄養失調というと、ガリガリに痩せてあばら骨が浮き出て見えるイメージですが、そうではない栄養失調もあるんです。
犬が栄養失調になると、カラダが痩せほそったり気力がなくなるといった症状の他にも「眠れなくなる」「歯が抜ける・欠ける」「毛艶が悪くなる」「脱毛」などがあります。
一見、栄養失調とは関係なさそうな症状もありますが、実は栄養不足からきている場合も多いのです。
野良犬や虐待に近いようなネグレクトを受けている犬ではなく、愛情をもって飼われている犬なのになぜ栄養が足りなくなってしまうのでしょうか?
ドッグフードの成分表示を確認してみましょう。
市販のドッグフードには、肉などのたんぱく質よりも穀物のほうが多く含まれているものが販売されています。
動物性タンパク質やミネラルが少なすぎるドッグフードが原因で栄養失調になっている場合には、お肉メインのドッグフードに変えてみましょう。
穀物が多く入っているドッグフードは肥満の原因になります。
避妊手術後は太りやすくなるからと獣医師に教えられ、愛犬の健康のために「良かれと思って」、または標準より体重が多いため、獣医師にダイエットをするように勧められた。そんなとき「ドッグフードの量を減らせばいい」と安易に考えるのは危険です。
ダイエットで最も大切なのは、必要な栄養素をとりつつ体重を減らすことです。必要な栄養素が不足すると、筋肉の維持が難しくなり、歯や抜け毛が抜けて様々な支障が出始めます。
行き過ぎた健康志向は逆に不健康を引き起こしかねません。
ペットにダイエットをさせる場合は、必ず獣医師に相談をしながら行うようにしてあげてください。