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ペットが亡くなったとき

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ペットが亡くなったとき

ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2020-01-08

ペットに対する考え方や常識が昔とは随分変わり、「ペットも家族の一員」と考える人が増えてきました。いつまでもそばに居てほしいと思いますが、一般的なペット(犬や猫や小鳥など)の寿命は数年~20年ほどと人間よりもかなり短くなっています。
家族同然のペットが亡くなってしまうのはとても悲しいことですが、お別れの日は必ずやってます。その時に考えなくてはならないことが供養のこと。いつか迎えるその日のために、するべきことや考えておかなければならないことなどをご紹介します。
 

ペットが亡くなったら

家族同然のペットが亡くなってしまったら辛く悲しいものですが、遺体の死後硬直は時間と共にすすみます。大切なペットのために、きれいな最期を飾ってあげられるようしたいものですね。まずはペットの身体が温かいうちに、手足を自然な形に折り畳み、箱に入れるかタオルなどを敷いて寝かせてあげましょう。
死後硬直後、時間の経過とともにお尻や口から体液が出てくることがあります。その場合、柔らかい布などで拭き取ってあげてください。箱などに入れる際に、吸水性のあるトイレシートなどを敷いておくと良いかもしれません。

目や口が開いていたら、優しく閉じてあげましょう。一度閉じてもまた開いてしまうことがあるので、何度か確認をしてあげましょう。濡らしたタオルやガーゼなどで、ペットの顔や身体を清めてあげましょう。ブラッシングをして、毛並みを整えてあげるのも良いでしょう。
遺体はそのままにしておくと傷んでしまいます。お腹や頭の下に氷や保冷材などを入れて冷やし、お花やペットが好きだったオモチャ、思い出の品などを一緒に入れて、お別れの時を待ちましょう。(プラスチックや金属類など、燃やせないものは火葬の際に取り除く必要があります。)
 

火葬の予約

大切なペットが亡くなったら、悲しみの中でもするべきことがいくつかあります。上記のように、遺体を清めることも大切なことですが、同時にペットの火葬業者・ペット霊園・ペットの葬儀社などを調べ、出来るだけ早く火葬の準備をしなくてはなりません。
現在では土葬にして自然に返すよりも、人間と同じように火葬にするのが一般的です。火葬後のことは後から考えても大丈夫なので、まずは火葬の予約をしましょう。(納骨をすることが前提で火葬を行う業者もあるので、予約時に確認しましょう)
 

自治体への届け出

犬の場合、狂犬病予防の観点から、飼育時に自治体への届け出が義務になっています。その為、死亡時にも、死亡届を提出する必要があります。辛い時期ですが、犬を登録した自治体へ、死亡から30日以内に手続きをしなければなりません。その際に必要なものは、各自治体のHPなどで確認してください。

届け出を行わない場合、狂犬病の予防接種などのお知らせハガキが死亡後も送られ、場合によっては罰金刑となることもあるので注意が必要です。
犬以外のペットについて、飼育の際に届け出が義務づけられていない猫や小動物などは、死亡時にも届け出の必要はありません。
 

火葬業者について

ペットの供養については法整備がされていないため、遺体の運搬方法から火葬、納骨にいたるまで、様々な方法があります。遺体の火葬を行っている自治体もありますが、焼却炉で火葬をし、飼い主さんの立ち合いや遺骨の返却などはできないことが多いようです。その為、民間のペット火葬業者やペット葬儀社などを選ぶ飼い主さんが多いのが現状です。
ペットを火葬する際に立ち会いたいのか、火葬後はペット霊園に納骨したいのか、手元に置いておきたいのか・・など。飼い主さんご自身やご家族の希望に沿った方法ができる業者を選びましょう。

遺体の運搬方法や火葬のスタイルについて

遺体の運搬については、ペット霊園まで飼い主さんが車などで運ぶ方法や、専用の搬送車でお迎えに来てくれて、火葬後に遺骨を自宅まで届けてくれるペット霊園等の業者もあります。また、移動(訪問)火葬車に出張してもらい、ご自宅近くで火葬をし、そのままペット霊園へ納骨、もしくは遺骨を届けてくれるというサービスもあります。

火葬については、他の犬の動物と一緒に火葬をし、遺骨は共同墓地に埋葬される合同火葬、飼い主さんのペットの遺体だけを個別に火葬してもらい、個別に埋葬してもらう方法、人間の火葬のように、飼い主さんが火葬に立ち会い、個別に火葬をしてもらい、お骨を拾って骨壺に入れる方法。その場合、そのままペット霊園に埋葬してもらうこともできますし、遺骨を骨壺にいれてもらい引き取ることも可能です。
 

ペットの火葬にかかる費用について

現代ではペットも人間と同じように火葬することが一般的となっていますが、広いお庭などの土地を持っている場合はそのまま埋めても法的な問題はありませんし、燃やすゴミの日に袋に入れて出すことも可能です。(念のため、お住まいの自治体にお問い合わせください)そのような場合、ペットの遺体の処理についての費用は殆ど発生しませんが、火葬をしないことによって様々な問題を生じる可能性もあるので、できれば火葬をしてあげるほうが良いのではないでしょうか。

一般的には、合同火葬よりは個別火葬、持ち込みよりはお迎えを頼んだ方が高額になります。しかし、お住まいの地域や依頼する業者、ペットの種類や大きさによっても掛かる費用は様々です。予約をする際に必ず費用の確認をすることが重要です。

葬儀や埋葬も含めペットの供養は選択肢が広いので、希望や予算にあった方法を選ぶと良いでしょう。現在、一般的といわれている火葬の費用です。参考になさってください。

●合同火葬:小動物や小型犬・猫は1万円~2万円、中型~大型犬で2万円~4万円

●個別火葬:小動物や小型犬・猫は2万円~4万円、中型~大型犬で3万円~6万円

●訪問火葬:小動物や小・中型犬・猫は1万円~3万円、大型犬は火葬不可となっている場合が多いようです。

訪問火葬に使われる火葬車によって、火葬できるペットの大きさが代わってきます。20kg以上の大型犬を火葬できる火葬車を所有している業者もありますが、一般的ではないようなので必ずご確認ください。

 

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