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犬の去勢、メリット・デメリット

出典元: shutterstock.com

犬の去勢、メリット・デメリット

ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2020-01-16

新しく犬を飼い始めるとき、避妊・去勢手術について考える飼い主さんが多いと思います。猫の場合、未去勢のままだと家庭では飼いづらいということもあり、多くの方があまり迷うことなく手術を選択するでしょう。純血種のブリーダーや保護猫を引き取る際にも、去勢することが譲渡の条件であることも多いですよね。
しかし、犬の場合は未去勢であっても問題行動を起こすことが少ないため、手術を受けさせたほうが良いのか、手術をしないほうか迷うこともあるようです。

今回は主に雄犬の去勢手術について、メリットとデメリットをご紹介します。
 

去勢手術とは

雄犬は生後8か月から10か月ほどで大人の身体に成長し、生殖行為が可能になります。去勢とは、外科手術によって、精巣が入っている睾丸を摘出することを言います。雄犬の去勢手術は開腹する必要がないため、雌犬の避妊手術より要する時間は短く、費用も少し安くなるようです。


去勢をする理由(メリット)

繁殖のコントロール

多頭飼育の場合、子犬を望まないのであれば雄犬の去勢と雌犬の避妊は必須です。避妊手術を受けていない雌犬を外飼いしていると、いつの間にか妊娠していたということもありますし、近ごろはドッグランなどで、いつのまにか交配をしてしまうケースもあるようです。
そういったことを未然に防ぐためにも、愛犬の成長に合わせて、去勢・避妊手術をしておくと安心です。

病気の予防

将来かかる可能性のある病気を予防するため。去勢・避妊手術をすることで、雄犬も雌犬もそれぞれ生殖器やホルモンに関係する特有の病気にかかりにくくなるといわれています。

雄犬であれば、精巣に出来る「精巣腫瘍」や、オスの生殖腺である前立腺が肥大する「前立腺肥大」など、何れも高齢になってから発症することが多く、特に前立腺肥大は未去勢の雄犬の75%以上が掛かっているとも言われています。
老犬になってからの手術はリスクも高く、若いうちに去勢手術をすることで病気を予防できるというメリットがあります。

発情中のストレスの軽減

雄は雌と違って定期的な発情サイクルはありませんが、未去勢のままでいるほうが性的な欲求は高まり、発情期のメスの存在を感じても欲求を満たせないままでいると、雄犬にとっては精神的ストレスとなります。
去勢手術をすることで、このようなストレスからは解放されます。

攻撃性が減る

雄犬は去勢をすることで、性ホルモンの一種であるテストステロンが影響する攻撃性が少なくなり、落ち着く子が多くなると言われています。
マーキング行動や他の雄犬と争うような問題行動も軽減できる可能性もありますが、持って生まれた性格や環境に由来することもあるので、必ずしも去勢手術をすることで、こういった行為が治るとは限りません。

 

去勢手術をすることでのデメリット

全身麻酔のリスク

去勢・避妊手術とも全身麻酔をかけてて行うため、麻酔によって死に至るケースは稀とはいえ、そのリスクはあります。手術前にいくつかの検査を行い、動物病院でもきちんと説明があるとは思いますが、健康状態やアレルギーなどによっても麻酔によるリスクは高くなります。

肥満になりやすくなる

去勢・避妊手術は、精巣や卵巣といった生殖器を除去する手術になります。雄犬も雌犬もそれぞれの性ホルモンの分泌の変化によって、太りやすくなります。性ホルモンの分泌が減ると更に太りやすくなり、また毛艶も悪くなると言われています。
 

まとめ

雄犬の去勢手術には、繁殖をコントロールすること以外にもメリット・デメリットあり、手術を受けることで様々な影響が出てきます。それらを踏まえたうえで、手術を受けさせるかどうか、愛犬が出来るだけ小さなうちに考えておきましょう。

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