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ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2019-01-11
日がな一日、退屈そうに寝そべっている飼い犬を見て、「犬は気楽だなぁ」などと思ったことはないでしょうか?
実はそれ、犬にとってはあまり良くないことのようです。
退屈という感情は人間だけが持っているものではなく、犬をはじめ家畜や動物園で飼われている動物にもあり、刺激が少なく酷く退屈した動物の脳は、萎縮してしまう危険性があるということを英王立獣医大学のシャーロット・バーン氏が発表しました。
退屈している犬の行動とは、どんなものでしょうか?
バーン氏の調査チームは、家で留守番している犬の動きをカメラで観察しました。
多くの犬たちは、あくびをしたり、吠えたりクンクンと鳴いてみたり、中にはかなりの時間を寝て過ごす犬もいたそうです。
バーン氏によると、このような行動は犬が不安を感じている場合もあるが、多くの場合はただ単に犬が退屈しているためだそうです。
人間の場合、刺激のない退屈な状態が長期間続くと、認知障害が起こります。
家畜も畜舎の中だけで飼育されるよりも、放牧され自由に草を食べたり、太陽の日を浴び風を感じるほうが、体だけではなく脳にも良い影響があるそうです。
ペットの犬や猫も同様で、退屈そうにしていたら玩具で遊んであげたり散歩に連れて行くなどして、脳の活性化をはかることができます。
特に犬は飼い主さんと触れ合うことが大好きなので、たくさん話しかけて、一緒に過ごす時間をできるだけ長く取ってあげると良いですね!