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ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2017-09-26
うさぎ専門店やうさぎカフェができるほど、うさぎ人気が高まっています。
以前、シベリアンハスキーやシェットランドシープドッグが大ブームになったことがありましたが、数年後には保護施設に収容されるシベリアンハスキーやシェットランドシープドッグの個体数が一気に増えてしまったということがありました。
当たり前のことですが、ペットをお家に迎えるならば、最後まで責任をもってお世話をしなければなりません。
流行りだから、かわいいからと気軽に飼えるほど短命ではありませんし、病気になったりケガをしたり、思うようにしつけが出来ずに困ることもあるかもしれません。
当然、飼育するにはお金もかかります。ペットも人と同じ生き物です。命の重さに変わりはありません。
結婚や妊娠出産、引っ越しなど、環境が変わる様々な要因がありますが、そういったこともよく考え、それでも最後まで飼うことができると思えたとき、家族に迎えてあげてください。
犬も猫も、そしてうさぎも、一匹では生きていけませんから。
ペットのうさぎの祖先はアナウサギです。
野性では肉食動物から狙われてきたので、基本的に警戒心の強い動物です。
種類や個体差によっては警戒心の強くない子もいますが、大きな音がしたり急に抱き上げられたりすると、恐怖心からパニックを起こすこともあります。
うさぎは草食動物でおとなしく鳴いたりすることも少ないですが、毎日よく見ていると表情の変化やしぐさに気がつきます。
特にしぐさについては、嬉しい時・甘えたいとき・楽しい時・イライラしているとき・警戒しているとき・・・こんなに感情表現豊かな動物なんだ~と、ちょっとワクワクします♪
意外と賢くキレイ好きなので、トイレトレーニングなどのしつけも出来ます。
しかし、犬や猫と違い、うさぎはトイレの場所を自分で決める習性があるので、飼い主さんがトイレを設置したい場所とうさぎの希望が一致しないこともあります。そんな時は、うさぎの希望を優先してあげてください。
そして、もし失敗をしても怒らないであげてくださいね。
草の茎や木の皮などをかじって食べる習性から、あらゆるものをかじってしまうクセがあります。
電化製品のコードなどをかじるととても危険なので、コードカバーをするなどの安全対策はきちんと行うようにしてください。
草食動物のうさぎにとって、牧草はなくてはならないものです。
牧草には多くの繊維質が含まれているので、繊維質を取り込むことによって腸内の動きを活発に、腸内環境を整えてくれる作用もあります。
また、うさぎの歯は常生歯(じょうせいし)といって一生伸び続け、1年間に10~12センチ・1週間で2mmほど伸びると言われています。
その為、よく嚙んで牧草を食べることで、歯の伸びすぎを防ぐことができますし、不正咬合の予防にもつながります。
うさぎの不正咬合は人間と違って、命にかかわることがあります。
噛み合わせが悪いだけで他の病気になったり、うまく食事がとれなくて死んでしまうことすらあります。
不正咬合は生まれつきの場合もありますが、食生活が原因で不正咬合になってしまうことも珍しくはありません。
柔らかいものばかりを食べていると、食べるときにあまり歯が擦りあわされず、必要以上に歯が伸びてしまいます。
時々硬いものをかじらせるよりも、毎日の食事でうまくコントロールしていくことが大切です。