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プードル

プードル

プードルって、どんな犬?

ここ10年ほど、人気犬種ランキングで不動の1位なのがトイ・プードルです。トイ・プードルは、くるくる巻き毛でヌイグルミのように可愛らしい容姿に加え、賢く躾がよく入り、抜け毛や体臭も少ないなど、飼いやすい条件を全て兼ね備えた犬種として、圧倒的な人気を誇っています。

プードルの起源は不明な部分が多く、祖先となった犬は中央アジアなど広い地域に分散されていたと考えられていますが、最終的にはドイツからフランスへ入り人気となったことから、現在ではフランスの代表的な犬種とされていいます。

 

プードルの特徴と性格

プードルはとても聡明で運動能力も高く、ボーダーコリーなどと並んで最も知的レベルの高い犬種です。
家族に対して愛情深く、他人や他の犬に対しても上手に接します。サーカスで活躍するほど躾も入りやすく、フレンドリーで温厚な性格なので、初めて犬を飼う家庭にもおすすめの犬種といえます。

プードルはその環境によって改良をされてきたので、体の大きさによって、日本ではJKC(ジャパンケンネルクラブ)の犬種標準で、最も大きいのが「スタンダード」次に「ミディアム」次に「ミニチュア」、最も小型なのが「トイ」と、4つのサイズに分類されていますが、犬種としては全て同じプードルになります。
近年はさらに小さな「タイニー・プードル」や「ティーカップ・プードル」と呼ばれる犬もいますが、公式には認められていません。

プードルの飼い方

可愛らしく優雅な外見のプードルですが、見た目によらず活発で体力があります。性格的にも社交的でお散歩も大好きなので、毎日のお散歩と、時にはドッグランで自由に走らせてあげるなど、運動不足にならないようにしてあげましょう。

プードルの被毛はシングルコートで抜け毛が少ないために手入れも楽だと思われがちですが、プードル最大の特徴である巻き毛は絡まりやすく、手入れを怠るとフエルト状の毛玉になってしまいます。毎日のブラッシングと月に1度のトリミングは欠かせませんが、プードル独特の「コンチネンタルクリップ」というスタイルをはじめ、「テディベアカット」「アフロカット」など、様々なスタイルを楽しむこともできます。お洋服も似合いますね♪

ご自宅でのブラッシングは、スリッカーと呼ばれる先端が針金状になっているブラシを使います。被毛のもつれや毛玉になりそうな毛を少しづつほぐし取ることができます。あまり力を入れすぎると、ブラシの先端で皮膚を傷つけることになったり、絡みついた毛を引っ張ったりしてしまうので、愛犬の様子を見ながら優しくブラッシングしてあげましょう。

 

プードルの被毛のカラー

プードルには様々な被毛のカラーがありますが、単色(ソリッド)が理想とされています。白いワンポイントの入るミスカラーや2色以上のパーティーカラーと呼ばれる毛色のプードルもいますが、計画的に繁殖しないと色が安定せず、JKCでは認められていません。

基本カラーはブラック・ホワイト・ブラウンの3色で、その濃淡であるレッド、アプリコット、シルバー、ベージュ、シルバーベージュ、シャンパン、カフェオレ、クリーム、ブルー、グレー、シルバーグレーの14色がJKCの公認カラーとなっています。
 

トイ・プードルの掛かりやすい病気

膝蓋骨脱臼

後ろ肢の膝のお皿(膝蓋骨)がずれたり外れたりしてしまう病気です。小型犬に多い病気で、散歩を嫌がったり、足を触ると泣いたり、歩き方が不自然になったりというような症状が見られます。先天性の形成異常によるものが多いのですが、高いところからの落下や打撲など、後天的な原因で起こる場合もあります。

クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)

副腎から分泌される「コルチゾール」というホルモンの過剰分泌によって、多飲多尿、過食、肥満、脱毛、皮膚の石灰化など、様々な症状がおこります。5歳以上の中・高齢犬に多く見られ、度の犬種にも発症する可能性がありますが、プードルは好発犬種と言われています。
これといった予防法はなく、治療も対処療法になりますが、疑わしい症状が見られたら、早めに検査をするようにしましょう。

てんかん

てんかんはとは脳の病気で、突発的に全身の痙攣などの発作が起こる病気です。30秒~数分、体が硬直し突然倒れたり、泡をふいたり、痙攣したりしますが、てんかんが収まった後は殆どの場合は平常に戻ります。犬はてんかんを発症しやすい動物と言われていて、日本では100頭に1〜2頭の犬がてんかんを発症しています。てんかんは繰り返し起こることも多いので、発作を起こしたら必ず動物病院で診察を受けるようにしてください。抗てんかん薬の投与によって、症状を抑えることが出来る場合もあります。

外耳炎

プードルは垂れ耳で耳道にも毛が生えているので、蒸れて炎症を起こしやすいとされています。週に一度はイヤーローションなどを使って、耳掃除をしてげましょう。

 


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