ブルドッグは、13世紀頃、ブルバイティング(雄牛bull 噛み付きbaiting)という、雄牛と戦わせる競技が流行り、闘犬として繁殖されていました。
19世紀に入り、動物愛護の観点からこの競技が禁止になると、ブルドッグは存在理由を失って繁殖されなくなり絶滅の危機に瀕しますが、一部のブリーダーによって時代にあった犬へと改良されるようになりました。
攻撃性や闘争心を抜き優しい性格へ、そして頭は大きくずんぐりとした体型はとてもユーモラスで人気の家庭犬となりました。
現在のブルドッグはおっとりと温和な性格で愛嬌たっぷりですが、頑固な一面もあるので躾けはきちんと行ってください。
知らない人に愛想よく振る舞うことは少ないものの、警戒心も少ないため、見かけとは違い番犬には向かない犬種です。
ブルドッグは走ったり遊んだりすることは少ないですが、肥満防止のためも朝晩30分程度の散歩は必要です。
顔や体のしわの間は汚れがたまらないように、毎日拭いてあげましょう。
また、短吻種(頭部と鼻の近い犬種)は暑さに弱いので、夏の温度調節には最大限の注意が必要です。