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ダックスフンド

ダックスフンド

ダックスフンドという読み方

ジャパンケンネルクラブの登録名はでは英語読みでダックスフンド(Dachshund)ですが、原産国であるドイツでは文節末尾のdは発音しないためダックスフントと読みます。

ダックスフンドの特徴

中世からよく知られた犬でしたが、12~3世紀ごろにアナグマ猟をするためにスタンダード・ダックスフンドが誕生し、19世紀にミニチュア・ダックスフンドが生まれました。
現在は愛玩犬として3種類(スタンダード・ミニチュア・カニンヘン)のサイズと3つの毛質に分かれています。

各国の協会によって、それぞれのサイズが定められていますが、JKC(ジャパンケンネルクラブ)では、

スタンダード 体重9~12㎏

ミニチュア (生後15か月を経過した時点で)体重5㎏以下、胸囲35㎝

カニンヘン (生後15か月を経過した時点で)体重3.2~3.5㎏以下、胸囲30㎝以下

が理想としています。
2018年度のJKCの犬種別登録頭数では、カニーンヘン6,094・ミニチュア19,546・スタンダード65頭と、ミニチュア・ダックスフンドの登録数が圧倒的に多くなっているので、今回は主にミニチュア・ダックスフンドについてご紹介します。

ダックスフンドの特徴的な容姿は胴長短足。垂れ耳の小型犬です。
足は短くてもよく動き、しなやかな走りを見せてくれます。

長い胴と短い脚という骨格上の特徴により、椎間板ヘルニアなど背骨のトラブルの多い犬種です。
ジャンプや階段の昇降など、背中をはじめ関節にも負担を与えるような激しい運動は避けましょう。

また肥満にもなりやすいのですが、肥満防止のために過度な給餌制限をして栄養失調になるケースもあります。
適切な分量のエサを与え、体重は定期的に計測をしましょう。

ダックスフンドの性格

ダックスフンドは友好的で愛情深い気質がある一方で、警戒心が強く神経質な一面もあります。
元々が猟犬で好奇心も強いため、小さく可愛らしい外見に似合わず、やんちゃな部分も持ち合わせています。仔犬時代から正しく躾ければ、人間の指示を理解しよく従う犬になりますが、自立心が強いので、甘やかしすぎると扱いづらい犬になってしまいます。

ダックスフンドの被毛の特徴とカラー

ダックスフンドの被毛は、スムースヘアード・ロングヘアード・ワイアーヘアードの3種類のタイプがあります。全てのタイプが被毛の密集したダブルコートになっているので、定期的なブラッシングが必要です。

ダックスフンドの被毛のカラーは、単色ではレッド・レディッシュイエロー・イエロー(クリーム)・チョコレート、二色(バイカラー)ではブラック&タン・チョコレート&タン・ブラック&クリームなどがあり、ブラックやチョコレート色をベースに、目の上、口元から喉、胸部、腹部、足先、肛門の周り、しっぽの裏にかけてタン、またはイエローが入ります。

その他、ダップル(大理石模様)、ブリンドル(縞目)も認められています。
ワイヤーヘアードのタイプについては、ワイルドボアカラー(猪色)、枯葉色、ごま塩色も公認されています。

ブルーなどのレアカラーと呼ばれる珍しい毛色は、遺伝性疾患の確率が高いため公認はされていません。

 

ダックスフンドの掛かりやすい病気

ダックスフンドは極端に胴長なため、腰や股関節などへの負担が大きく、椎間板ヘルニアを起こしやすい犬種です。太りすぎると更に腰に負担が掛かるので、年齢に応じて必要な栄養は取りつつも、肥満にならないように注意が必要です。
活発な犬種ではありますが、高いところから飛び降りたり、ジャンプなどの衝撃が続くと、背骨に負担がかかり椎間板ヘルニアを起こしやすくなってしまいます。階段の昇降や滑りやすい床なども含めて、くれぐれも注意をしてください。

また、ダックスフンドは足が短いため、地面と腹部が近いため、熱中症にもなりやすいと言われています。気温や湿度の高い時間帯のお散歩は避けるようにしましょう。
垂れ耳の犬種の特徴として、耳の中が蒸れて汚れも溜まりやすいため、外耳炎も好発します。専用のローションなどを使って、定期的に耳のお掃除もしてあげましょう。


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