ラブラドール・レトリーバーは、16世紀頃、北米大陸沿岸へ出漁したイギリス船に同船し、カナダのラブラドール半島へ渡った犬の末裔とされています。
1870年にはイギリスで「ラブラドール・レトリーバー」と呼ばれていましたが、1903年はイギリスのケネルクラブに正式に登録され正式な名称となりました。
ラブラドール・レトリーバーは、長い間、漁師のために網からこぼれた魚を水中から回収するために働いてきたので、人の役に立つのが大好き!盲導犬・介助犬・麻薬捜査犬など社会の多方面で活躍しています。集中力と理解力を備えており、躾の入りやすい犬種なので、きちんと訓練をすれば大型犬ながらとても飼いやすくなります。
水中回収犬だったため、被毛は耐水性に優れています。泳ぐことが大好きなので、川や湖などで一緒に水遊びができる環境であればとても喜びます。子犬の頃はやんちゃですが、2歳くらいからは落ち着きを見せるようになります。
ラブラドールレトリバーは穏和な気質で攻撃性が少なく、賢く従順で場所や状況を良く見て判断することができるという知的レベルの高さがあります。
家族には愛情深く、よその人や他の犬、猫などの動物に対しても攻撃的になる様子はあまり見られません。
使役犬として優秀なラブラドールですが、優しく社交的な性格のために、番犬としてはあまり向かないかもしれません。