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キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

キング・チャールス・スパニエルの変種です。

キング・チャールス・スパニエルは現在のキャバリアよりも一回りほどサイズが小さく、鼻が潰れて短い犬種です。
17世紀にはイギリス国王のチャールズ一世と二世が愛した犬種であったため、その名がつけられたとされています。

キング・チャールス・スパニエルは長く英国やヨーロッパで愛されてきましたが、チャールズ2世時代の絵に近い、キング・チャールズ・スパニエルから時折生まれる先祖帰りした個体をもとに、中世の頃のようなスパニエルを求めて交配を重ねました。
こうして誕生したのがキング・キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルです。

キャバリアとは中世の騎士を意味しています。

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルは大変穏やかな性格で愛情深く、性格の良いことで知られている犬種です。
好奇心も旺盛で遊び好きで争い事も好まず、他の犬や人間とも友好的で神経質な面も見られません。
室内外にも適していて、日本で飼いやすい犬種の一つです。

ただし、世界的に遺伝性の疾患が取り上げられる機会の多い犬種でもあります。

純犬種のほとんどは、目標とする理想的外貌が得られるように近親交配がなされ作出されており、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルも例外ではありません。
品種改良の結果、脳の大きさに対して隋骸骨が小さいため、脊髄空洞症、水頭症などのように脳脊髄液の流れが阻害されることによっておこる他の犬種では珍しい病気もあります。

もう一つ、僧帽弁閉鎖不全症が明らかに多いことも知られています。
高齢になるとどの犬でも起こりやすい疾患ですが、キャバリアの場合は遺伝子疾患であるため、早い子は生後1~2年頃から起こり、4才以上になると60%以上がかかっていると言われています。

両親の健康状態を確認し仔犬を飼うこと、そして何よりも定期的な健康診断をお勧めします。


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