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ブリティッシュショートヘア

ブリティッシュショートヘア

ブリティッシュ・ショートヘアの起源

ルイス・キャロルの童話「不思議の国のアリス」に登場するチェシャ猫は、ブリティッシュ・ショートヘアがモデルといわれています。

古代ローマ帝国がグレートブリテン島を侵攻した時に、ネズミ退治のためにとローマ人が持ち込んだ猫がブリティッシュ・ショートヘアのルーツと考えられており、イギリスで自然発生した最も古い描種の1つとされています。

1800年代後半、世界初のキャットショーから活躍していた人気の猫でしたが、第二次世界大戦の時期には食糧難から絶滅の危機に瀕し、ペルシャとの交配がされるようになりました。その結果、血統はなんとか保たれましたが、本来のブリティッシュ・ショートヘアにはないカラーや長毛の個体が生まれるようになりました。

ブリティッシュ・ショートヘアは、17世紀にメイフラワー号でアメリカに上陸したアメリカン・ショートヘアの基礎となった描種と考えられています。

ブリティッシュショートヘアの特徴

ブリティッシュショートヘアといえば、ブルー(灰色)の猫をイメージする人も多いでしょう。
この毛色はブリティッシュショートヘアの永遠の傑作と言われ、「ブリティッシュブルー」と呼ばれ、ブリティッシュ・ショートヘアの代表的なカラーといえるでしょう。

がっしりとした筋肉質で引き締まったボディに、広い胸、短めの太くて強い四肢、太い尾、重量感のある丸い顔、そして短くて密度の濃い被毛を特徴としています。
体重は4kgから7kgほどですが、大型の描種と同じように、成猫の大きさに成長するまでには3~5年かかると言われています。
 

ブリティッシュ・ショートヘアの性格

ブリティッシュ・ショートヘアは、物静かで穏やかな性格をしています。従順で飼い主さんの言うこともよく聞く賢いネコですが、独立心が強く、抱っこや触られることをあまり好まないと言われています。
 

ブリティッシュ・ショートヘアの被毛の特徴とカラー

ブリティッシュ・ショートヘアといえば、誰しも思い浮かべるのが「ブリティッシュブルー」と呼ばれるブルー(灰色)が代表カラーですが、現在では様々なカラーとパターンが認められています。
やや短めの短毛で、ベルベットのような手触りで非常に厚い被毛が特徴です。

ブリティッシュ・ショートヘアの掛かりやすい病気
 

ブリティッシュ・ショートヘアは、健康的で遺伝性疾患の少ない描種とされていますが、他の描種同様に、シニア期になると「尿路疾患」「糖尿病」などに掛かりやすくなると言われています。
また、「肥大型心筋症」にも掛かりやすいと言われており、アメリカン・ショートヘアなど、短毛種のオスに発症しやすいとされています。

肥大型心筋症は若いころに発症することもあり、ゆっくりと確実に進行する病気です。現在の医療では、心筋症そのものを根治させることはできないので、症状の悪化や病気の進行を防ぐことが治療ののメインとなりますが、重症化する前に病気に気づくことが重要です。

元気がない・食欲不振・息が苦しそうというような症状が見られたら、出来るだけ早く動物病院を受診しましょう。

 


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