その起源は定かになっていませんが、愛らしさとブルーのコート(グレーの被毛のことを、ネコの場合はブルーという)でシャルトリューはフランスで愛されてきました。
羊毛のように密な被毛は暖かく、水もよく弾きます。
とても美しく、非常に手触りが良いので、毛皮目的で乱獲されてしまいました。
近代に入ると二度の戦争で絶滅寸前にまで追い込まれましたが、ブルターニュ地方で暮らしていたレジェ姉妹が設備を整え、シャルトリューを保護し、計画的な繁殖にも成功し、シャルトリューは絶滅の危機を脱しました。
厳しい環境に適応してきたシャルトリューは忍耐強く、穏やかな性格の子が多いとされています。
一見すると、ブルーの短毛種なのでロシアンブルーと見間違いそうですが、ロシアンブルーは細身のフォーリンタイプでグリーンアイ。
シャルトリューはガッシリとしたセミコビータイプで、ゴールド・カッパーなどオレンジ系のアイカラーとなっています。