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ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2017-09-15
ネコの名前を呼んだり話しかけたりすると、その時によってネコの反応が違ったりしませんか?
名前を呼ぶと「にゃ~にゃ~」と、シッポを立てながら甘えた声でで近づいてくるときもあれば、耳だけこちらがへ向けたり、横になりながらシッポだけ動かしたり。
お腹が空いているときや遊びたいときはシッポを立てて近づいてきますが、寝ているときや別のことに興味が向いているときは耳だけシッポだけのことも多いようですね。
空腹のときに「ゴハンよ~」「たべる?」「おいで」というような言葉をかけると、走ってきたりしませんか?言葉を理解しているわけではありませんが、飼い主さんがかける言葉とその行為を関連付けて覚えているのです。
例えば、「〇〇ちゃん、カリカリだよ」と、ネコの好きな食べ物の前に名前を呼んでいれば、〇〇が聞こえた後にはカリカリをもらえることを覚え、〇〇と呼ぶだけで振り返ったり近寄ってきたりするようになります。
このような学習行動を条件付けといい、繰り返し行っていると「にゃー」と返事をするようになるネコもいます。
実はネコが「にゃーにゃー」や「にゃおにゃお」などなど・・・声を出して鳴くのは、主に人間に対してです。ネコ同士で鳴いて何かを伝えようとするのは仔猫だけです。仔猫は寂しい時や寒い時など、母ネコに保護を訴えたくてこのように鳴きます。
ネコと人間の長い歴史の中で、「人間の注意を引くためには、鳴くのが一番!」とネコが学習した結果、それぞれのネコがさまざまなバリエーションを持って、鳴いていると考えられています。
我が家の猫たちも、その状況や要求によって、声色や鳴き方が違っています。飼い主のほうも学習しているので、この声はアレだな?と分かるようになりました。面白いですね~(笑)