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セキセイインコを長生きさせるポイント

出典元: Lolame/Pixabay

セキセイインコを長生きさせるポイント

ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2020-07-02

小さくカラフルなカラーが特徴的なセキセイインコ。とても賢くて飼い易いため、ペットとしても大人気です。
出来るだけ長く一緒に生活できるように、セキセイインコの飼い主さんとして心がけてほしいこと、長生きのポイントをご紹介します。
 

セキセイインコってどんな鳥?

インコ科に属する鳥は330種類ほどいますが、小型インコの中で最もポピュラーなのはセキセイインコといえるでしょう。体長は18cmから23cmほどで、スズメよりやや大きいくらいです。
原産地はオーストラリア内陸部で、野生では大きな群れを作って生活していますが、人間にもとてもよく懐くため、昔からペットとしても親しまれていました。
セキセイインコは羽色のカラーバリエーションが豊富で、その数は5000種類以上とも言われています。
 

セキセインコの種類

セキセイインコには羽色のカラーバリエーションの違い以外に、体の一部が違う種類のインコもいます。
 

●ジャンボセキセイインコ

ジャンボセキセイインコは体長23cm前後と、その名の通り、普通のセキセイインコより一回り体の大きいタイプです。
頭部(おでこ)が張り出しているので、目が羽で埋もれて窪んで見えます。その為か、いつも少し不機嫌そうに見えるところも人気の秘密です。

●羽衣セキセイインコ

羽衣セキセイインコは日本で誕生した種類で、頭部や翼部分に巻き毛があるタイプです。巻き毛の位置は個体によって違います。
羽色のカラーバリエーションはいくつかありますが、まだ普通のセキセイインコほどは多くはありません。

セキセイインコの寿命

セキセイインコの寿命は一般的には7年から8年くらいといわれていますが、近年では10年以上生きるセキセイインコも珍しくなく、健康管理に気を付けてあげると12~14年生きることもあると言われています。セキセイインコが健康に長生きできるように飼育環境を整えて、少しでも長く一緒に暮らせるようにしたいものですね。
 

セキセイインコを長生きさせるコツ

野生の鳥は捕食動物に襲われる危険があるため、弱っていることを隠す習性があります。人に飼われているインコも同じように不調を隠して元気なふりをします。セキセイインコに長生きしてもらうためには、インコの様子を普段から注意深く観察し、「エサを食べる量」「睡眠時間」など、いつもと違うところがあったら、飼い主さんが気付いてあげる必要があります。

セキセイインコは犬や猫のように、老化や病気による外見上の変化があまりありません。そのため、もし具合が悪くても、飼い主さんは「元気だな」と思ってしまいがちです。小さな変化に直ぐに気付いてあげられるように、毎日の食事量や行動なども含めて、インコの健康状態を記録しておくことをお勧めします。

毎日体重を確認しましょう

セキセイインコに出来るかぎり長生きしてもらうには、何よりも体調の変化に早く気が付くことです。まずはインコの体重を図ることを習慣にしてください。セキセイインコの適性体重は35gから40gくらいと言われていますが、体高によっても変わるため、動物病院で確認してください。人間同様に、セキセイインコも肥満は様々な病気の原因となります。また、セキセイインコは健康時から体重が10%減少するのは異常な状態であり、1日~2日でもエサを食べられないと死んでしまうことも珍しくはありません。
出来るだけ毎日同じ時間帯に同じ条件で体重を確認し、何かおかしいなと感じることがあったら、すぐに動物病院を受診しましょう。
 

排泄物の確認

毎日、ケージを掃除するときに、フンの状態を確認しましょう。排泄物の異常は病気のヒントになります。体調の変化は排泄物に現れることも多く、色やフンに含まれる水分量など、排泄物の状態がいつもと違ったら、動物病院を受診してください。
 

止まり木にとまっている姿は?

セキセイインコは通常、止まり木にいる姿を横から見た時、45度の姿勢で尾羽をピンと伸ばして立っています。腰のところから尾羽が下がり、体をくの字の姿勢にしている場合は、肥満の可能性があります。また、肥満以外で何らかの原因があってお腹が膨らんでいるのかもしれません。
翼や尾羽が垂れ下がったり、呼吸の度に上下に動いているのは、衰弱のサインです。

健康のために日光浴は大切です

インコは日光浴で太陽の光を浴び、体内にビタミンD3を合成します。ビタミンD3はカルシウムの吸収を良くするので、これが不足するとカルシウム欠乏症などの病気を引き起こす一因になることがあります。
直射日光のあたる窓辺をケージの設置場所にすると熱中症になる危険性があるので、絶対にやめましょう。
ガラス越しでは効果がないので、ガラス戸を開けて、網戸は閉めた状態で、明るい場所にケージを置きましょう。ケージ全体が直射日光に当たるようなことのないように、日差しの向きに注意してケージを置き場所を選んでくださいね。
 

発情過多にはさせないで

自然界に暮らしているセキセイインコは、本来、暖かい季節や雨が多くエサの豊富な時期に、年に2回ほど発情を迎えますが、飼育下では条件が揃えば季節を問わず、いつでも発情してしまいます。メスの場合は産卵を繰り返すことで体に必要な栄養が失われたり、生殖器系の病気の原因となったり、最悪の場合は「卵詰まり」となり死んでしまうこともあります。

大切なセキセイインコの健康のためにも、日照時間を調節したり、暖かくし過ぎず、可愛くても構い過ぎず、多頭買いの場合は隔離をすることによって、発情をコントロールしてあげましょう。
 

まとめ

セキセイインコは具合が悪くても、ぎりぎりまでは元気なふりをする習性なので、飼い主さんが「おかしいな」と気づくころには、かなり弱って手遅れになってしまうことも。
そうならないように、普段からインコの様子をしっかりと見て、健康管理には十分に気を付けてあげましょう。

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