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インコがエサを食べなくなる理由

出典元: NakNakNak/Pixabay

インコがエサを食べなくなる理由

ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2020-09-26

昨日まで元気だったインコが、急にエサを食べなくなったら心配ですよね。インコが急に食べなくなるには、なんらかの理由があるはずです。インコがエサを食べない理由として考えられることは、大きく分けると、体調不良、ストレス、エサの好き嫌いがあります。体の小さなインコは、1日食べないだけで、命にかかわることもあります。早急に原因を突き止めて、対策を取りましょう。
 

病気、体調不良

まず、エサを食べないときには便の状態を確認しましょう。血が混ざっていたり、水のような便の場合は内臓疾患の可能性があります。

その他、小鳥がよくかかる感染症として「そ嚢(そのう)炎」があります。そ嚢とは喉下にある食堂が袋状になった部分で、エサをためてすり潰す部分です。そ嚢の中で細菌に感染すると、消化管に異常が起こり発症します。水分を含んだ食材、例えばご飯粒や麺類のような粘性の高いものを食べるとリスクが高まるといわれています。人の食べ物は与えないようにしましょう。
そ嚢炎になると、食欲不振の他に嘔吐やあくび、下痢、首元を気にする行動、口臭といった症状がでることがあります。又、嘔吐物は悪臭を放ちます。上記のような症状があれば、すぐに動物病院を受診してください。

ストレス

人間も強いストレスを感じると食欲がなくなり、食事が喉を通らなくなったりしますよね。インコも同様にストレスから食欲不振に陥ることがあります。
インコは元々ストレスに弱く、警戒心も強いため、ちょっとしたことで体調を崩してしまうことがあります。インコがストレスを感じる要因としては、ケージ内やケージ周りの環境の変化などがあります。例えば、ケージの置き場所を変えたり、騒音や振動などが伝わりやすい場所は、インコにとって強いストレスとなってしまいます。

また、飼い主さんがあまりかまってあげなくなった場合や、逆にかまい過ぎるとストレスでグッタリしてしまうこともあります。
他にも、つがいのインコが亡くなると、元気がなくなってしまうインコはとても多いことが知られています。
ストレスの原因に心当たりがある場合は、すぐに対策をとるようにしましょう。小さなインコは一日の絶食でも命にかかわることがあります。食欲不振の原因がストレスだとしても、食べない場合は動物病院で強制給餌してもらうことも対策としては有効なので相談してみましょう。
 

室温管理

温暖な国が原産のインコは、寒さにとても弱い生き物です。もちろん、暑すぎる環境もいけません。夏でも冬でも、室温管理をきちんと行ってください。暑すぎたり寒すぎたりする環境では、食欲不振の他にも口で呼吸をしたり、羽を膨らませたりという、いつもとは違う様子が見られることがあります。いつもと様子が違うところがないか、毎日インコの状態に気を付けて観察してあげましょう。
 

エサの好き嫌い

ペットショップやブリーダーさんからお迎えして間もないころは、環境の変化とともに、食べなれないエサや好みではないエサを食べないことがあります。出来るだけ、それまでインコが食べていたエサを事前に聞いて用意してあげましょう。
その他、いつものエサに飽きてしまった時や、オヤツが気に入ってしまいエサを食べなくなることもあります。放っておけばあきらめて食べるインコもいますが、中には頑固に食べないインコもいます。

栄養バランスを考えて、偏食にならないように食べさせるようにしましょう。
 

換羽期

換羽期とは、その名の通り羽毛が生え変える時期のことを言います。換羽期間は春と秋の年二回といわれていますが、室温管理をされた飼育下のインコの場合、インコの種類や個体差、環境等に左右されることが多いようですが、セキセイインコの場合は2週間程度かかります。

換羽期はイライラして怒りっぽくなったり、ケージからあまり出なくなったり、食欲不振になったりと、普段とは様子が変わります。飼い主さんとしては少し心配になるかもしれませんが、ケージの下に羽毛がいつも以上に落ちていたり、放鳥の際に羽毛が落ちてくるのであれば、それは換羽期と考えて良いでしょう。
換羽期間は体調を崩すことも多く、食欲が無かったり元気がないことも多いので、インコの好物やオヤツをいつもより多めに与えて、少しでも食べさせてあげるようにしましょう。
 

インコがエサを食べないときの対策

エサを食べないだけで、他に問題がなさそうなときは、別のエサを試してみましょう。今までのエサに飽きてしまったのかもしれません。
逆にエサを変えたら急に食べなくなった時は、少し様子を見てみましょう。時間を置いたら食べることもあるかもしれません。その際は、食べているか否かは必ず確認してください。

室温や湿度も必ず確認をしましょう。真夏以外でも、西日のあたるところはかなり暑くなります。冷房の効いている部屋も、人間にとっては快適でも、インコには少し寒すぎることもあります。カバーを掛けたり、季節によってケージの置き場所を移動するなりして、温度管理を徹底しましょう。

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