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もしかして、犬アレルギー?

ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2020-07-14

ペットショップに入ったり、知り合いの犬と軽く触れあっただけで、目が痒くなったり、咳や蕁麻疹がてしまう人がいます。たまたま体調が悪かったということもあるかしれませんが、もしかしたら犬アレルギーなのかもしれません。
犬アレルギーは誰にでも起こる可能性があります。何年も犬と一緒に性格してきたのに、ある日突然、アレルギー反応が出てしまうこともあるんです。
今回は、犬アレルギーになるとどんな症状が出るのか、また対策方法などをご紹介します。
 

犬アレルギーって?

そもそも犬アレルギーとはどのようなことをいうのでしょうか。
犬アレルギーとは、犬の被毛やフケ、唾液などをアレルゲンとして、犬と触れ合ったり犬に舐められたりすることで出るアレルギー反応のことを指します。実際に触れなくても、ペットショップに入ったり、犬を飼っている人の家に入るだけでアレルギー症状が出てしまう人も珍しくはありません。
 

犬アレルギーの症状

犬アレルギーの代表的な症状には、大きく分けて、以下のようなものがあります。



●目の症状

目のかゆみ、充血、流涙、瞼の腫れ、結膜浮腫などがあります。目が充血して痒みを伴うことが症状としては最も多いですが、中には白目の部分がブヨブヨとしたゼリー状になる結膜浮腫を起こす人もいます。
 

●風邪様症状

クシャミ、鼻水、咳など、風邪と同じような症状です。中には咳込んで止まらなくなったり、ゼーゼーと喘息のような喘鳴など、呼吸が苦しくなる人もいます。


●皮膚症状

太ももの内側のような皮膚の柔らかいところに、痒みが出たり赤くなるなどの症状です。更に症状が悪化し、蕁麻疹となり、全身に広がる人もいます。最悪の場合には、喉の粘膜部分に腫れが生じ、呼吸困難を引き起こすこともあります。
 

●消化器症状

下痢などの消化器症状が現れる場合もあります。消化器症状だけだどアレルギーとは気が付きづらいかもしれませんが、犬のいる空間に入ったり、犬と触れ合ったりするたびに同じような症状が出る場合は、掛かりつけの病院に相談をして、アレルギー検査をすることをお勧めします。
 

●呼吸困難

重度の犬アレルギーの場合、短時間(数分から数時間)のうちに、皮膚や粘膜の症状が現れ、更に呼吸困難や血圧低下などを起こすことがあります。
重いアレルギー症状は命に関わることもあるため、一刻も早く医療機関を受診するようにしてください。
 

犬アレルギーの症状が出てしまったら

それまでは何の問題もなかったのに、ある日突然犬アレルギーを発症してしまったら、まずは医師の判断を仰いでください。そのうえで、犬アレルギーの症状が出ないように生活環境を整えましょう。
適切な対策をすることで、犬と一緒に暮らしつつ、症状を抑えることは十分に可能です。

犬アレルギーの対策

犬アレルギーであっても、犬と生活を共にしている飼い主さんはいらっしゃいます。犬を飼い始める前に家族揃ってアレルギー検査を受けることをお勧めしますが、もし、飼い始めてからアレルギー症状が出てしまった場合に効果のある対策をご紹介します。


●部屋を清潔に保つ

頻繁な換気と丁寧な掃除を毎日しっかりと行い、空気清浄機も利用して室内を清潔に保ちましょう。
 

●シャンプー&ブラッシング

愛犬のシャンプーやブラッシングの頻度を上げて、愛犬の身体を清潔に保ちましょう。ただし、犬の性格や体力・体調をよく見て、愛犬の負担にならないように気を付けてあげましょう。
 

●居住スペースを分ける

寝室には犬を入れないようにしましょう。
 

●カーペットや布製ソファーなどを使わない

犬の毛が絡まりやすい絨毯や布製のソファーなどを使用しないほうが、室内を清潔に保ちやすく、抜け毛やフケなどのアレルゲンを吸いこみづらくなります。
 

●薬で症状を抑える

アレルギー用の薬を使うことで、症状を緩和することが出来ます。

犬アレルギーになりづらい犬種

犬アレルギーは、犬の抜け毛、フケ、唾液などをアレルゲンとして発症するため、犬アレルギーにならないと断言できる犬種は存在しません。
しかし、犬アレルギーの人でも飼いやすいとされている犬種はいくつかあります。犬アレルギーの原因の一つである抜け毛の少ない犬種であれば、代表的なのはプードルです。また、プードルとのミックス犬や、シングルコートのマルチーズやヨークシャー・テリアなども比較的抜け毛の少ない犬種として知られています。
 

最後に

酷い喘息や呼吸困難を起こすような重度のアレルギーであるならば、犬と暮らすことは難しいかもしれません。しかし、比較的軽いアレルギーであれば、医師の指示に従って薬を服用したり、生活環境を整えることで、犬アレルギーであっても、愛犬との暮らしが続けられる可能性は十分にあります。

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