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インコの産卵

ペット情報サイトCoo(クー)編集部|投稿日 2020-05-31

セキセイインコをはじめ、オカメインコやコザクラインコなどをカラフルで愛情深い小鳥は大人気です。ある日、愛鳥が突然卵を産んだら、ビックリしますよね。インコはメスの単独飼育でも卵を産みます。そんなインコの産卵について、ご説明します。
 

インコの産卵

野生のインコであれば、春と秋の過ごしやすい時期が繁殖期となり、年に2回、計5個くらいの卵を産みます。ですが、一年中、安定した環境で飼育されているインコの場合、条件が整えばいつでも発情し、卵を産みます。メスのインコが卵を産むことは自然なことですが、小さなインコにとっては体の負担が大きく、病気の原因になるなどして、体が弱くなってしまいます。

ペアで飼育すれば卵は有精卵の可能性がありますが、メスを一羽で飼っていても産卵し、その場合は無精卵となりふ化することはありません。
有精卵であれば産卵から20日ほどでふ化します。
 

飼育下では年中発情してしまうことも

本来、インコの発情時期は限られた季節ですが、それは繁殖に適した環境がその季節にしか揃わないからです。しかし、人間の飼育下では季節に関わらず暖かく快適で、夜遅くまで室内に明かりが灯っているなど繁殖に十分な環境が揃っていると、インコ季節をに関わらず発情しやすくなってしまいます。

発情したオスはエサの「吐き戻し」や「お尻をこすりつける」などの仕草をします。吐き戻しは、本来はメスのパートナーにエサを与えるためのものですが、単独飼育のインコは飼い主さんの手やお気に入りの玩具など、そのインコの恋する相手に吐き戻しをすることが多いです。
お尻とこすりつける仕草は、止まり木などに肛門をこすりつけ、射精することもあります。頻繁に行っていると、お尻のあたりが擦り切れて出血することもあるので、対策を考えなければなりません。

飼い主さんによく懐いているインコの場合、飼い主さんの声を聞いたり姿を見ただけで発情してしまったり、鏡に映った自分の姿や玩具、止まり木やサランラップの箱など、人間の私たちからすると「え?」と思うようなものにまで、いとも簡単に恋をして発情し、卵を産みます。



有精卵の場合

ペアで飼育している場合は、有精卵か無精卵かを判断する検卵を行いましょう。産卵してから4〜5日後、懐中電灯などで卵を透かして見ると、有精卵は血管が見られ、無精卵は黄身だけが見えます。また、有精卵の表面は光沢があり、時間の経過とともにくすんだ色に変化します。
なお、検卵のために親鳥がストレスを感じて抱卵をやめたり、卵内部の温度が下がってヒナへのダメージとなったりするので、検卵は何度も行わず、最小限にとどめましょう。

メスは卵がふ化するまで巣箱を離れません。エサもオスがメスのところまで運びます。
巣箱を準備する前、あるいは巣箱以外で産卵・抱卵した場合は、寒さ対策としてペット用ヒーターを軽く当てて、暖かく抱卵しやすい環境を保つようにサポートしましょう。
 

産卵

ペアで飼育している場合は、最初の交尾から1週間ほどでメスのインコは巣箱から出てこなくなります。お腹が大きく硬くなります。産卵・抱卵後は飼い主さんは出来るだけ手を出さず、そっと見守ってあげましょう。
ただし、有精卵か無精卵か確認するため、産卵して4~5日後に検卵を行ってください。懐中電灯で卵を透かして見ると、有精卵の場合は血管が見えます。無精卵は血管がなく、君が見えるだけです。
検卵はさっと短時間で終わらせ、検卵以外では巣箱の扉を開けたり掃除をするのも止めましょう。エサはペアのオスが巣箱に運ぶので心配しなくても大丈夫です。

一回の巣引き(繁殖)で5~6個の卵を産みます。産卵中は高カロリー・高たんぱくのペレットや、栄養バランスを考えて、青葉やカルシウム摂取のためのボレー粉なども与えるようにしてください。
 

抱卵(ほうらん)

メスは抱卵し始めると、卵が孵化するまで巣箱を離れることはなく、エサもオスが巣箱に運び入れるようになります。警戒して巣箱の前で見張るオスもいます。
インコの種類によって、産卵のスタイルやヒナが孵るまでの期間は違いますが、ストレスを与えない程度に抱卵の始まりや卵の数やメスの様子などを確認し、暖かく快適な環境で抱卵できるようにサポートしましょう。
抱卵が始まったら、エサは通常に戻します。
 

孵化(ふか)

抱卵を始めてから、17~23日ほどで産卵した準にヒナが孵ります。中には孵化しないままの卵があることも。
親鳥は、いったん食べたエサを吐き戻してヒナに与えます。これをさし餌といいます。飼い主さんは、鳥かごの置いてある部屋の温度を26度から30度、湿度を60~70%程度に保ち、親鳥に栄養バランスの取れたエサを与えるようにしてください。
ヒナの状態は気になりますが、巣箱の中をあまり覗くと親が子育てを放棄することがあるので、ヒナのお世話は親鳥に任せましょう。
 

育雛(いくすう)

ふ化して直ぐのヒナは毛が生えておらず、目も合いません。一週間もすると目が開き、二週間ほどで全身に産毛が生え始め、生後20~90日ごろまでには、さし餌の時期。親鳥には引き続き、栄養バランスの取れたエサを十分に与えることが大切です。
ヒナを手のりにしたい場合は、この時期に親鳥の代わりにさし餌を始めます。
 

さいごに

インコの産卵で気を付けなければならないことは、「卵づまり」です。卵が卵管内に詰まってしまい、出てこない状態を言います。卵が詰まると排便がうまく出来なくなり、死に至ることもあります。
インコのお腹が膨らんで硬くなっているのに、1日経っても産卵せず、食欲もなく元気もないような場合は「卵づまり」が考えられるので、すぐに動物病院を受診しましょう。

ヒナの誕生は嬉しいものですが、有精卵がすべて孵化してインコが増えすぎると、やはりお世話もそれだけ大変になりますし、飼育スペースの問題も出てきます。また、親鳥にもかなりの負担が掛かり、産ませすぎることは母体の死を招く原因にもなります。
インコの巣引き(繁殖)を行う前に、ぜひ、そういったことも考え、ヒナの引き取り先も探してから巣引きをするようにしましょう。

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