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ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2020-04-09
例えば救急車や消防車のサイレンが聞こえたとき、愛犬が遠吠えすることがありますよね。時にはご近所の犬の「ワオーン」という声が、あちらこちらから聞こえてくることも。
今回は犬が遠吠えをする理由を探っていきたいと思います。
犬が遠吠えをする理由の一つは、オオカミの血を継いでいるためだと考えられます。オオカミは群れで行動をする生き物ですが、遠く離れた場所にいる仲間に自分の居場所を知らせたり、意思疎通の手段として遠吠えをします。
飼い主さんには何も聞こえていないときに、急に愛犬が窓に向かって遠吠えをすることがありますが、人間には聞こえないくらい遠く離れた他の犬の遠吠えに反応して、コミュニケーションを取ろうとしているのかもしれません。
犬の遠吠えは、長時間の留守番や運動不足など原因は様々ですが、何かしらのストレスによって引き起こされている場合もあります。
人間もカラオケで歌うことが、ストレス発散になるという人もいますよね。それと同じようなことかもしれません。
運動不足の場合は散歩の時間を出来るだけ長くとるようにしたり、出来るだけ遊びの時間を増やしてあげましょう。
犬の祖先であるオオカミは、元々群れで行動し生活をしてきたので、その子孫である犬も1人ぼっちでの留守番があまり好きではありません。
ストレス解消とも関係としますが、遠吠えをすることで寂しさや不安を紛らわしていることもあるようです。また、それが癖のようになってしまい、留守番中に他の問題行動や体調不良なども見られるようなら、それは分離不安という心の病気の可能性も考えられます。
思い当たる場合は、かかりつけの動物病院で相談してみましょう。
救急車や消防車、またパトカーなどのサイレン音は、犬の遠吠と周波数が近いとされています。その為、他の犬の遠吠えと勘違いをして、自分も遠吠えをしているといわれています。
雷については、野生的な感で生命的な危機感を察知して、遠吠えをしていると考えられています。
犬も人間と同じように、年齢を重ねるごとに体や脳の機能が衰えていくことが分かっています。近頃は、犬も家族の一員として大切に育てられるようになることで高齢化が進み、中には認知症になる犬もいます。
シニア犬になり認知能力が衰えると、昼夜を問わず遠吠え(夜鳴き)をしたり、トイレの失敗や徘徊など、人間と同じように様々な症状が見られるようになります。
シニア犬の遠吠え(夜鳴き)は何かしらの不安や寂しさからくるものが多いようなので、飼い主さんの生活に支障をきたすこともあります。まずはかかりつけの獣医さんに相談してみましょう。