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ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2020-03-09
代表的なペットといえば犬と猫ですよね。
あなたは犬派?それとも猫派?なんて会話を耳にすることも多いですが、犬も猫も苦手という人もいれば、どちらも大好きという人もいますよね。
今回は犬と猫、それぞれの性格や習性の違いについて考えたいと思います。
パッと見た目からして犬と猫の身体的特徴の違いは色々とありますが、決定的に違うところは爪にあります。犬の爪は常に出ており、先が丸みを帯びていますが、猫の爪はとても鋭く尖っており、自由に出し入れすることもできます。
高いところに上るときに引っ掛けたり、ケンカをするときには鋭い爪が凶器のようになります。
歯の形にも違いがあり、犬の歯は奥歯が尖っていませんが、猫の歯は全てが鋭く尖っています。狩りの方法による違いによるものといわれています。
犬は猫とは違い、本来は群れを作り集団での中で社会性を持って生きていく動物です。その為、人に飼われた犬は、飼い主さんのことを群れのリーダーをして認識すれば、忠実に従います。しかし、飼い方によっては飼い主さんをリーダーとして認めなくなり、コントロールができなくなることもあります。
一方で、猫はとても独立をした動物で、基本的には単独で過ごすことを好みます。
飼い主さんとの関係は母子関係で考えます。猫にとって飼い主さんはリーダーというわけではなく、性別に関係なく、猫にとって甘えられる対象の人を母親のように認識します。
犬は人間のいうことをよく聞き理解します。群れを作って生活していた動物なので、人間が自分よりも立場が上の存在だと認識すれば、飼い主さんをリーダーとして認め、従順に従い、むやみに歯向かうようなことしません。
飼い主さんの感情を読み取ろうとし、犬自身も感情を表に出すため、喜怒哀楽が分かり易いという点が猫とは違うところかもしれません。
一方、猫の性格といえば、マイペースという言葉がぴったり当てはまるでしょう。猫はもともとが単独で生きていた動物なので、飼い主さんをリーダーとして見ることはなく、犬のように飼い主さんの機嫌を伺うようなこともしません。名前を呼んでも知らんぷりしたかと思えば、甘えたくてすり寄ってきたり。また直ぐにどこかへいなくなってしまったり。一言でいえば気ままな性格です。
上記は一般的に言われる犬と猫の性格の違いですが、実際は個体差によるところも大きいといえます。
犬のような猫、という言葉があるように、飼い主さんの帰りを玄関で待っていたり、ベタベタに甘えん坊な猫ちゃんもいますからね。
犬と猫の行動の違いで大きなものといえば、鳴き方です。ご存知のように、犬はワンワンと鳴き、ワオーンと遠吠えをしたり吠えたり、ウーっと唸ったりします。一方の猫は、ニャーニャーと鳴き、シャーっと唸ります。また、比較的大型の描種に多い特徴として、クルルルルと小鳥のさえずりのような鳴き方をする猫もいます。
犬は日中は飼い主さんのそばに居て、一緒に行動することを好みます。猫は日中の大部分は眠ったり、お気に入りの場所でまったりとして過ごしますが、夕暮れ時や朝方になるとドタバタと走り回ったりして、運動会をする子が多いようです。
犬は怒りのサインを出すとき、まずは鼻先にしわをよせて、じっと見つめて威嚇します。その次に歯を剥いて唸り始めます。犬が歯茎を剥き出しにして唸っている時は飼い主さんであっても危険なので、十分に注意をしてください。
猫の場合は、大きく尻尾を振り、背中を丸めて毛を逆立てます。そして「シャー!」と声を出して威嚇をしますが、この時は本来的でないはずの相手も敵とみなし攻撃することがあるので、猫が落ち着くまでは手を出さないように気を付けましょう。
犬と猫、甘え方はかなりの違いがあります。犬にとって、飼い主さんに褒められたり撫でられたりすることは、大きな喜びとなります。嬉しい時は感情を爆発させて喜びを表現しますし、甘えたい時には尻尾を振り振り、お尻をフリフリしながら身体を寄せてきたり、飛びついたりします。中には、喜びのあまりオシッコを漏らすワンちゃんもいるくらいです。
一方、猫が甘えたい時は、尻尾をピンと立ててすり寄ってきたり、喉をゴロゴロと鳴らしたりします。飼い主さんが座っていると、抱っこをされにくる子もいますが、犬と比べると愛情表現や甘えたいアピールが控えめですね。
犬と猫はルーツや生態も違う動物なので色々と違って当然ですが、人間と同じように個体によって性格や行動も大きく異なります。
社交的な猫もいれば、シャイで甘え下手な犬もいます。犬種や描種による特性の違いもありますが、持って生まれた性格や育った環境によるとことも大きいといえるでしょう。