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一人暮らしでもネコが飼いたい

出典元: shutterstock.com

一人暮らしでもネコが飼いたい

ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2019-12-14

以前はペット可の賃貸住宅でも、ニオイ問題や部屋を傷つけるという理由で、犬はOKでも猫は禁止という物件が殆どでしたが、近ごろの猫ブームもあってか、猫と一緒に暮らせる賃貸物件や分譲マンションなどの集合住宅も増えてきました。

猫は犬と違ってお散歩の必要もなく、お留守番が得意なこともあり、一人暮らしだけど猫を飼いたい!飼ってみたい!という人が増えています。一人暮らしで猫を飼い始める前に知っておくべきこと、気を付けたいことなどをご紹介します。

一人暮らしでネコを飼うことのメリットとデメリット

一人暮らしでも猫を飼うことは出来ます。しかし、飼い主さんにとっては勿論、猫にとっても幸せに暮らすためには、いくつかの条件が揃っていないと難しいことは確かです。
健康な猫の寿命は、平均して15年から中には20年超生きる子もいると言われています。可愛い子猫の時期はあっという間に過ぎ、シニア期に入ると体調を崩したり、病気になる子も増えてきます。
飼い主さん自身も、長い年月の中で環境が変わることもあるでしょうし、新たな家族が増えることがあっても不思議ではありません。どのような状況になっても、最後まで猫と一緒に暮らし、お世話をすることが出来るでしょうか?
飼い始めてから後悔しないように、あなたに飼われた猫が不幸にならないように、命に責任を持つという心構えが出来ているかどうかが、よくよく考えてみましょう。

猫を飼うことのメリット

猫を飼うことでのメリットといえば、何はともあれ「最高の癒しの存在」になってくれることではないでしょうか?猫を飼うことで感じる幸福感たるや、飼ってみないと分からないかもしれません。なんていうと、元も子もないのですが・・・。
私は子どもの頃から犬と一緒に生活をし、犬も大好きなのですが、猫の可愛さと犬の可愛さは全く別のもののように感じます。
ゴロゴロと喉を鳴らして幸せそうな顔をしている猫をみると、こちらも幸せな気分になりますし、さっきまで感じていたイライラやストレスも吹き飛びます!

もう一つ、犬と比べてばかりでワンちゃんには申し訳ないのですが、お散歩要らずというのは飼い主さんにとってはかなり負担が少ないと思います。猫は行動範囲が狭く、縄張りを大切にする生き物なので、家の中だけで暮らしても問題はありません。とはいえケージの中だけで飼うというのは極端すぎですが、例えばワンルームマンションであっても、窓から入る風を感じたり、お外の景色を見ることが出来たり、上下運動が出来るようにキャットタワーを置いたり、家具の配置などで環境を整えてあげることで、猫にとって暮らしやすいお部屋にすることは十分に可能です。


猫を飼うことのデメリット

【お金が掛かる】

猫を飼うことでのデメリットといえば、現実的な問題で最も重要かつ事前の覚悟がいることといえば、ずばり【お金が掛かる】ということでしょう。猫に限ったことではありませんが、やはり生き物を飼うということは、食事もとれば排泄もしますし、ケガや病気になれば医療機関に連れて行かなくてはいけません。また、そうならないように予防接種をしたり、年齢や体調にあったフードを与える必要があります。排泄には専用のトイレを用意して、ネコ砂やシーツなどの消耗品は定期的に購入しなければなりません。
飼い主さんのライフスタイルが変わることもあるかもしれませんが、最後まで家族の一員として養うことができるのか、猫を迎える前にもう一度考えてみましょう。

【外泊しづらい】

猫の飼育頭数+1以上のトイレと自動給餌器とウォーターファウンテン(自動給水器)を用意すれば、1~2泊程度なら猫だけでお留守番をさせることも可能だと言われています。ペットホテルやキャットシッターさん、信頼できる人に預けたり様子を見に行ってもらうこともできますが、やはり猫の性格や飼い主さんとの関係によっては、なかなか家を空けることが難しいことも多いかもしれません。

【家が汚れる(傷がつく)】

猫を飼っていると、床が傷ついたり、ソファーや壁紙で爪とぎをしてしまうことがあります。爪とぎでキチンと詰めを研いでくれる猫ちゃんもいますが、カーテンなどの布ものに爪をひっかけてしまったりすることもあるので、ある程度は仕方のないことだと割り切るしかないようです。

【夜中や朝方に活発になる(睡眠不足)】

猫あるあるですね(笑)
猫は夜行性といわれていますが、実際は夕暮れ時と朝型に活発になり、それ以外の時間は寝ているか、ウトウトとしていることが多いようです。その為、朝方になると急に家の中を走りだしたり、お腹が空いたと起こされることもあるかもしれません。

【犬のように言うことを聞かない(マイペース)】

猫は本来、単独で行動する生き物なので、集団で生きる犬とは違います。リーダーに従うということもありませんし、犬と同じように躾はきかず、無理強いされることを嫌います。飼い主さんの方で工夫をしてイタズラを防いだり、猫の気持ちを尊重しながらうまく折り合いを付けていく努力が必要です。
 

猫を飼う前にするべきこと

【ペット可の物件に住む】

猫を飼うメリットデメリットを理解し、猫を飼うことを決めたなら、まずは住宅環境を整えなければいけません。
必ずペット可(猫の飼育可)の物件を選びましょう。鳴き声の小さい猫ならバレないかな?とコッソリと猫を飼おうとするひともいるようですが、猫は人間が寝静まっている朝型の時間帯に活発になることが多いので、近隣の人には気づかれてしまうものです。

【壁や床の保護】

賃貸物件の場合は、壁などに傷をつけてしまうと、修繕費用を請求されることがあります。壁には専用の保護シート、フローリングにはタイルカーペット等を貼ることをお勧めします。

【配線コード等の保護】

猫はひも状のもので遊ぶことが大好きです。電気製品などの配線コードに噛みついたりして、感電したら大変です。コード類をまとめて入れる配線ボックスや、簡単にコードに巻き付けるだけの配線カバーなどで保護をしておきましょう。

最後に

猫と一緒に暮らすことは飼い主さんにとって負担になることもあるとは思いますが、それ以上に大きな喜びを与えてくれるはずです。待っていてくれる存在ができることで、安らぎを感じたり、家に帰る楽しみができるでしょう。

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