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愛犬が風邪を引いたかも?

出典元: shutterstock.com

愛犬が風邪を引いたかも?

ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2019-11-20

犬も風邪をひく?

あれ、愛犬の具合が悪そう・・・もしかしたら風邪?そんな風に感じることがあるかもしれません。犬も人間と同じように、風邪のような症状がでることがあります。
でも、実は「風邪」という病名はなく、細菌感染やウイルスによって引き起こされる、疾患の症状を「風邪」と呼んでいるのです。

犬の風邪の原因

一般的に「風邪」と呼ばれるものは、ウイルス感染によって引き起こされるものが多いとされています。鳥インフルエンザなどの例外を除くと、基本的には人間のウイルスは人間に、犬のウイルスは犬にしか感染しません。

犬同士でうつりやすく、重症化すると死に至る恐れのあるいくつかのウイルスには、ワクチンが普及しています。「犬ジステンパー」「犬伝染性肝炎」「犬アデノウイルス(II型)感染症」「犬パルボウイルス感染症」の4種類のワクチンについては、全ての犬に接種するように勧告されています。
「犬パラインフルエンザウイルス感染症」「犬コロナウイルス感染症」「犬レプトスピラ症」については、生育環境や居住地域によってワクチン接種を推奨されています。

これらのウイルスには免疫力の低下によって感染しやすくなるので、老犬や病気の犬、予防接種前の子犬は特に注意が必要です。

 

犬の風邪の症状

私たち人間と同じように、犬の風邪にも様々な症状があります。
人間と違って、犬は「お腹が痛い」「だるい」というように自らの体調の変化を言葉にすることが出来ません。いつもと様子が違う?それはどのように違うのか、食欲や排泄、その症状がいつから始まりどのくらい続いているのかなど、飼い主さんが日頃から愛犬の様子を観察し、体調管理をしてあげることで、病気の早期発見につながります。
 

★発熱・クシャミ・咳

犬がくしゃみや咳をして風邪のような症状が出ている時は、ウイルスや細菌感染による呼吸器系疾患の可能性があります。「犬風邪」としてよく知られているのは、咳が止まらなくなり、ケンネルコフとも呼ばれる【パラインフルエンザウイルス感染症】です。
咳・鼻水・発熱など、重い風邪のような症状が出て、致死率は高くはありませんが、免疫力が低下している時は他の感染症と併発により重症化することがあるので、症状が悪化する前の初期段階で気が付いてあげることが大切です。

その他、アデノウイルスやジステンパーでも発熱や鼻水などの症状がでますが、これらは他の犬に移してしまう恐れもあるので、早めに動物病院を受診しましょう。
 

★嘔気・嘔吐・下痢

嘔吐や下痢という症状が出ている場合、特に老犬や子犬といった体力のない犬は、急激に症状が悪化する危険性があります。激しい下痢や嘔吐が続く時は、パルボウイルスなどの感染症に掛かっている可能性があるので、早急に動物病院を受診してください。
感染した犬の排泄物や嘔吐物に接触することで感染します。免疫力の低下しいる病気の犬や老犬・子犬の致死率が特に高くなっているので、多頭飼いをしている場合は、早めの受診と共に、症状の出ている犬と他の犬を接触させないように注意が必要です。

 

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犬が風邪をひかないようにするには

まずはワクチン接種が重要です。混合ワクチンにも病院によって2種混合から8種程度と様々な種類があります。室内犬であるか室外犬であるか、多くの犬と触れ合う機会が多いのか否か、お住まいの地域など、飼育環境によって、掛かりつけの獣医さんと相談をして、どんなワクチンを接種するか決めましょう。

もう一つ重要なのは、ウイルスや細菌などに負けない免疫力を付けることです。栄養を十分に取り、犬の体力にあった運動をして体を鍛えること。過保護にせず、出来る限り毎日お散歩にもいって、温度変化にも体を慣らせておくことも大切です。
とはいえ、体調の悪い時は無理をさせず、ゆっくりと休ませてあげましょう。

日頃から、栄養バランスのよい食事と適度な運動、十分な休息とストレスの少ない生活を送らせてあげることが、病気の予防や早期回復に繋がります。
 

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