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愛猫が膀胱炎になってしまったら

出典元: shutterstock.com

愛猫が膀胱炎になってしまったら

ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2019-08-05

ネコが最もかかりやすい病気、膀胱炎

ネコの祖先はアフリカの砂漠などに暮らすリビアヤマネコです。その為、比較的少ない水分でも生きていけるといわれていますが、水分摂取量が少ないと、腎臓病や膀胱炎を含む泌尿器系の病気にかかりやすくなります。
特に膀胱炎は、ネコの最もかかりやすい病気の1つです。
その名の通り、膀胱に炎症が起こる病気で、「細菌性膀胱炎」と「特発性膀胱炎」の二種類があります。

ネコの膀胱炎

「細菌性膀胱炎」とは、ブドウ球菌や大腸菌など細菌の感染や、結晶や結石などにより膀胱が傷ついたことが原因で起こります。

ネコの膀胱炎の多くが、原因のハッキリしない「特発性膀胱炎」で、若く健康なネコでも発症します。「特発性膀胱炎」は、頻尿や血尿など膀胱炎の症状がみられるにもかかわらず、尿検査をしても、最近完成や結晶・結石などは見つかりません。

また、ネコはキレイ好きな生き物なので、トイレが汚れていたり、落ち着かない場所にあったりすると、オシッコすることを我慢するようになり、尿が濃くなると結果的に膀胱炎を発症しやすくなってしまうのです。

 

 

特発性膀胱炎の原因

ハッキリとした原因は分かっていませんが、原因としてストレスが考えられています。
入院やペットホテルなど知らない場所に預けられたり、引っ越しなどの環境の変化。また、多頭飼育などがネコにとってストレスになる場合があります。

ネコの膀胱炎の症状

トイレに出たり入ったりする。
頻繁にトイレに行くのに、少量のオシッコしか出ない・全く出ない。オシッコをする時にいきんだり痛そうにしている。
内尿時に大声で鳴いたり、お腹を触られると嫌がる。トイレ以外の場所で粗相をする。血尿などの症状があったら、膀胱炎の可能性があります。

ネコの膀胱炎の治療法

細菌感染が原因の場合は、抗生剤を投与します。尿路結石や腎不全など、他の病気が原因となっている場合は、それらの治療と並行して行う必要があります。
特発性膀胱炎の場合、痛みが強い場合は鎮痛剤を使用したりする場合もありますが、考えられるストレスを減らす努力をすることと、食事を下部尿路感染症用の療法食に変えることで改善が期待できます。

膀胱炎は再発しやすい病気なので、きちんと完治させることが何よりも大切です。

ネコの膀胱炎の予防法

ネコの膀胱炎を予防・再発を防ぐためには、何よりもネコのストレスを極力減らすようにすることと、排尿しやすい環境を整えてあげることです。

トイレのサイズがネコの身体の大きさに合っているか、トイレの個数が足りているか。ネコはとても綺麗好きな生き物なので、トイレが汚れていると入ることを止めてしまうことがあります。少なくとも、トイレはネコの飼育頭数+1はトイレを置くようにしましょう。
トイレやネコ砂も様々なタイプが売られていますが、ネコちゃんの好みに合ったものを使ってあげると良いですね。

お水を多く飲ませて、排尿回数を増やすことも重要です。濃いオシッコが長い時間膀胱内に溜まると細菌が繁殖しやすくなるので、ネコちゃんがお水を飲みやすくなるように工夫してあげましょう。
ネコは冷たいものが苦手なので、冬場はほんのりと暖かいぬるま湯を用意してあげるとか、流れる音が好きな子には、ペット用のウォーターファウンテンなどもありますし、ネコちゃんがいつでもお水を飲めるように、家の中に何か所か水飲み場を作ってあげるのも良いですね。

市販の三ネラルウォーターは、マグネシウムやカルシウムが含まれていることが多いので、ネコにとっては尿路結石や膀胱結石の原因となります。非常時以外は与えないようにしましょう。

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