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ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2019-04-17
暖かく陽気な日、風そよぐ新緑の季節、愛猫とお散歩したら気持ち良いだろうな!と思うことはありますよね。
近頃はネコ専用のステキなリードやハーネスもたくさん売られるようになり、犬のように散歩してみようと考える方もいるかと思います。ただ、やはり猫の散歩を見かける機会は少なく、本当に猫に散歩をさせても良いの?と疑問を持つ飼い主さんも多いのではないでしょうか。そこで今回は、猫に散歩は必要なのか?という疑問についてまとめてみました。
飼い猫がずっと窓の外を眺めている、窓を触って出たそうにしている、そんな姿を見かけたことはありませんか?
室内飼いの猫にとって外の景色は未知の世界です。気になるのも当然ですよね。ただ、産まれたときからずっと室内で育ってきた猫を外に出すのも…心配になりますよね。そこで、以下に室内飼いの猫を散歩させるメリットとデメリットをまとめてみました。
・風や木々の香りなど自然を感じられる
・開放的な環境を体験できる
・ストレス解消や気晴らしになる
・他の猫や犬とトラブル発生
・交通事故に遭う可能性がある
・感染症にかかりやすくなる
メリットとしては、見たことのない外の世界を体感することで、さまざまな刺激を受けられる事でしょう。反対に、デメリットは室内にいたときにはなかった危険な事も多くあるという事です。
猫を散歩させる上で覚えておきたいのが、散歩の目的は運動不足解消ではなく外の世界を体感するという事にあります。犬はたくさんの運動を必要としますが、猫の場合は室内にあるキャットタワーで上下運動する程度で問題ないと言われています。
そのため、外に興味のある猫が外の世界を体感する、飼い主と一緒に出掛ける、という時間を作る上では散歩も良いものだと思います。ただし、気を付けるポイントとして「外に出るのを嫌がる」「外に出ると歩かない」という猫を無理に散歩させるのはやめましょう。大きなストレスを与える原因になってしまいます。
猫が外に出ることはメリットもあるようですが、やはりデメリットも気になってしまいますよね。それもそのはず…なんと、外飼いの猫は室内飼いの猫よりも平均寿命が約5年も短いという調査結果が出ているんです。当然、家族の一員である猫には長生きして欲しいと思いますが、だからと言って家の中にずっと閉じ込めておくのもなんだか可哀想ですよね。そこで、猫を散歩に連れていくまでの順序についてまとめてみました。
まずは、猫が外に興味を持つかが大切です。ベランダに出してみたり、窓を開けて風を感じさせることでも猫にとっては十分に刺激的です。その際は転落防止柵やネット、場合によってはハーネスなどの準備が必要です。ベランダの柵も猫は軽々とジャンプして飛び越えますので気を付けてください。
ネコと一緒にお散歩する場合は、リードは必須です。首輪にリードを付けるタイプもあるようですが、これは首から抜けやすいので、前足を通すハーネスタイプのものがオススメです。ハーネスを付けたら、まずは家の玄関先、マンションの中庭などで自由にさせてみましょう。散歩と言ってもたくさんの距離を歩く必要はありませんので、日向ぼっこをするつもりで一緒の時間を過ごしてみてくださいね。
外の世界に興味を持つと動き回りたくなるはずです。そんなときはネコの動きたいように付き合ってあげてください。ネコのお散歩は犬とは全く違います。突然道路で丸まったり、毛づくろいを始める事もあると思います。あくまでネコに合わせるという気持ちでいると良いでしょう。また、ネコは驚くと突然走り出してしまう事があるので、常にリードは短めに持ち絶対に離さないように気を付けてください。