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ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2019-05-12
伝染病の中には、命にかかわる怖い病気もあります。
感染しても発症しない、あるいは軽症で済むようにワクチンを接種します。
予防接種の種類や時期については、獣医師によって考え方に違いがあるようなので、かかりつけの獣医さんと相談をして、いつ?どの種類のワクチンを接種するか決めましょう。
ワクチンを接種することにより病原菌への抗体ができるのですが、接種してから時間がたつと、徐々にその効果が薄れていきます。
政権になってからも定期的にワクチン接種を受けることが必要です。
室内で飼っている犬だからといっれ伝染病にかからないとは言い切れません。油断は禁物です。やはり定期的な接種をしましょう。
ここでは発症すると命にかかわることもある伝染病を紹介します。
発症件数が少なくなってきたとはいえ、子犬を中心に発症が見られています。また、日本では生後90日を過ぎたら、狂犬病の予防接種を受けることが義務付けられています。
●狂犬病
人間にも感染するため、生後90日を過ぎたら年に一度の予防接種が義務付けられています。
現代の日本での発症はありませんが、世界的にはいまだに数多く報告されています。
この病気は発症している動物の唾液から感染します。脳神経をおかすため、凶暴になって暴れたり噛みついたりといった症状を引き起こし、死に至る大変恐ろしい病気です。
●ジステンパー
件数はかなり少なくなりましたが、いまだ日本でも周期的な発症例が報告されています。
感染経路は、感染した犬のクシャミなどからの飛沫感染の他、間接的な接触による感染もあります。
高熱が出るなど、最初は風邪のような症状で、いったんは治ったように見えて、その後、嘔吐や下痢、運動障害などの症状が出ることもあります。
酷くなると命を落とすこともあり、子犬を中心にかかりやすい病気です。
●パルボウイルス
激しい嘔吐や下痢をともなう腸炎型と、致死率の高い心筋型の2種類のタイプがあり、症状が急激に進行する大変怖い病気です。
感染した犬の便や嘔吐物などから感染します。他の感染症同様に子犬に掛かりやすい病気です。
●フィラリア症
フィラリアは糸状虫という寄生虫が、心臓や肺の血管内に寄生して障害をもたらす病気です。
症状が軽い場合はときどき咳をする程度ですが、進行すると腹水、呼吸困難などの重い症状を引き起こし、場合によっては死に至ることもあります。
蚊が媒介して寄生虫が体内にはいってしまうので、予防接種は蚊に刺されないようにすることと、蚊の活動時期に予防薬を投与することです。
犬を飼い始めたら、まずは獣医さんに相談してください。