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ネコのふみふみとゴロゴロ

出典元: shutterstock.com

ネコのふみふみとゴロゴロ

ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2017-12-14

ふみふみゴロゴロ

ネコ好きにとって、ネコにゴロゴロと喉を鳴らされたり、ふみふみされるのはとても嬉しいことですよね。何を考えているのは分からないとよく言われるネコですが、その行動やしぐさには一つ一つ意味があるんです。

ネコのふみふみ

前足を交互に、人間のお腹や胸などに押し付ける「ふみふみ」は、授乳期に見せる行為の名残りとされています。
仔ネコが母ネコからお乳をもらうとき、仔ネコがお乳を飲むペースにお乳の出が追い付いていないときに見られます。乳腺を刺激して、お乳の出を良くしようとしているのです。

仔ネコの離乳時期は生後2~2カ月半くらいなので、その頃になると「ふみふみ」しなくなってくるのですが、離乳時期より早く母ネコから引き離されてしまったり、うまく乳離れできなかったネコが、人の体やクッションなど暖かく柔らかいものに「ふみふみ」をする傾向があるといわれています。

また、きちんと離乳が出来ていても、ペットのネコは、飼い主さんと一緒にいる時はリラックスして仔ネコの気分に戻ってしまい、飼い主さんに甘えて「ふみふみ」する子も多いようです。特に甘えん坊な子は「ふみふみ」度が強いですね。

この「ふみふみ」は、母ネコを連想するくらい甘えたい人や安心できる人にしかしないため、ネコがあなたにこの行為をしてきた時は優しく気持ちに応えてあげてくださいね。

このように仔ネコのころの名残りや甘えたい気持ちでネコはふみふみするのですが、飼い主さんのことが大好きでもふみふみしないネコもいるので、もし愛猫にふみふみされなくてもガッカリしないでください。

ネコのゴロゴロ音

ネコは生後直ぐから、遅くても2日目くらいには喉をゴロゴロと鳴らすようになります。このゴロゴロという音は、仔ネコが最も早くから出せる合図の一つで、お乳を飲みながら、母ネコに「おっぱい飲んでますよ~」と喉を鳴らします。母ネコもそれに応えて喉を鳴らします。また、生まれたばかりの仔ネコは視覚や聴覚が発達していないので、母ネコは仔ネコに近寄る時にゴロゴロと音を鳴らし、「ママはここにいますよ」と伝えています。

ネコは嬉しいとき、楽しいとき、甘えている時にゴロゴロと喉をならします。「お腹空いたよ」「遊んで遊んで!」など、相手に要求するときにも喉をゴロゴロとならします。もう一つ、ネコは病気やケガで辛いときや痛いときにもこの音を出すのです。ゴロゴロという音には、世話をしたり保護するする気持ちを誘うシグナルとも考えられているので、嬉しいときも辛いときも喉を鳴らすことで、相手に自分の気持ちを伝えているのですね。

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