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ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2019-02-06
温和で利口なゴールデン・レトリーバーは世界中で大人気の犬種です。
日本でも大型犬としては常にトップの人気を誇る犬種で、キチンとしたしつけと毎日の運動をしっかりとさせてあげれば、マンションで飼うこともできるワンちゃんです。
そんなゴールデン・レトリーバーですが、純血種特有のかかりやすい病気があります。
特に気をつけなくてはいけないのが、股関節形成不全です。
股関節形成不全とは、股関節の形に異常が見られ、歩行障害がおこる疾患です。
足を引きずりながら歩いたり、ふらふらと歩いたり、変な座り方をするというような特徴があります。
遺伝的要因が強いといわれていますが、体重過多や過度の運動なども原因となることがあります。
食べ物、液体、もしくはガスが急速にたまることによって胃が膨張し、ねじれてしまう疾患です。
最悪の場合、治療しなければ短時間で死に至ることがあり、大型で胸の深い犬種がなりやすいので、食欲旺盛なゴールデン・レトリーバーは特に注意が必要です。
食後は直ぐには運動させないことは予防につながるので、飼い主さんはくれぐれも気を付けてあげましょう。
ゴールデン・レトリーバーは遺伝的に腫瘍になりやすいといわれており、特に7歳以上の老齢犬で発症することが多い病気です。
腫瘍には良性腫瘍と悪性腫瘍がありますが、ゴールデン・レトリーバーはそのどちらにもなりやすい犬種です。
腫瘍ができると症状は様々ですが、悪性腫瘍の場合は食欲不振や元気がない、痩せるなどの全身症状が出てきます。
しかし、腫瘍ができる場所によっては無症状のこともありますし、犬が我慢をして飼い主さんが気が付かないこともあります。
気が付いた時には手遅れ・・とならないように、7歳を過ぎたら定期的に検査をしましょう。
通常の血液検査や画像診断などでも、腫瘍の早期発見を期待できるので、1年に1度は予防接種と同じように健康診断をしてもらうと良いですね!