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犬を飼うと長生きに

出典元: sutterstock.com

犬を飼うと長生きに

ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2018-09-18

犬を飼うと長生きする?

犬を飼うと長生きする、そして一人暮らしの人の場合、それが特に顕著に表れるという研究が、スウェーデンのウプサラ大学から発表されたそうです。

犬を飼うことと心臓病の関係について、20代から80代までの、これまで心臓に健康上の問題を抱えていない340万人を対象に、2001年から2012年にかけて調査したものです。

人口全体と比較して、犬を飼っている人のほうが、飼っていない人にくらべて死亡率が13%も低いことが分かりました。

犬との飼い主の健康上の因果関係は明らかにはなっていないものの、犬を飼うことにより、日常的に散歩に連れ出すことが運動になること、かつ、犬を飼うことで飼い主のストレスも緩和されるのではないかといことや、犬を通して他人と交流する機会も増え、社会性が向上することも要因にあるのではないかとしています。

一人暮らしの人が犬を飼うと、死亡リスクが3割減

もう一つ今回の調査で興味深いのは、通常、一人暮らしの人は家族と一緒に暮らしている人よりも寿命が短いとされていますが、犬を飼う一人暮らしの人は、家族と一緒に暮らしている人と同じくらい寿命が長いということが分かりました。
犬が「大切な家族」の役割を果たしているのではないかと考えられます。

一人暮らしの人が犬を飼うと、散歩をしてあげるのは飼い主さん本人しないないので、否が応でも外に連れ出さないわけにはいかないですし、犬を飼っている人の方が、孤立や気分の落ち込みなどが原因の心理的ストレスが少ないという発表も過去にされています。

もともと活動的な人が犬を飼う傾向があるなど、犬を飼う前から「飼う人」と「飼わない人」には違いがあるのかもしれないですね。

犬種によっても変わる

飼われている犬種によっても、心血管疾患の罹患率に違いが出ているようです。
活動的な犬種、例えばポインターやレトリバーなどのハウンド系の犬を飼っている人は、心臓病のリスクがかなり減少されるそうです。
小型で可愛らしいトイグループでは、それほどの効果は認められなかったとか。それはやはり運動量の違うかもしれませんね。

飼っている犬がどれだけ運動を必要とするか、つまり長い散歩を毎日させる必要がある犬は、飼い主も健康になる。
飼い主も健康でないと、運動量の多い犬は飼えませんもんね。

さらに、性格が温厚で人間に懐くレトリバーのような犬種では、散歩の量を上回る効果があるとみられています。親しみやすい犬に人々は近寄りがちで、その結果、飼い主も多くの人たちと言葉を交わす機会が増える。これによって飼い主の幸福感が増し、心臓血管の健康が増進されるということです。

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