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ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2018-09-10
南海トラフ巨大地震や首都直下地震などが予測されている日本。いつ、どこでどのような災害に見舞われるかは分かりません。
万が一という言葉がありますが、万が一よりもかなり高い確率で想定しておかなかればなりません。
ペットを飼っているいる場合、ペットと一緒の同行避難が前提ですが、過去の災害時では鳴き声や臭いなどがトラブルに繋がり、被災者が周囲に気づかい、車中泊をしたという報告も多く寄せられたそうです。
狭い車内で長時間過ごすことは、人間にとってもペットにとってもストレスになりますし、食事や水分を十分に取らない状態で数時間座って足を動かさないでいると、血行不良が起こり血液が固まりやすくなります。
その結果、エコノミークラス症候群を誘発する恐れもあります。
地震で自宅建物が半壊・全壊、または浸水しているときなどは、避難所などの安全が確保できる場所に行かなくてはなりませんが、不幸中の幸いで自宅非難が可能な場合もあります。
どちらの場合も想定し、ペットのための必要物資も多めに備蓄をしておきましょう。
過去の災害時もそうだったように、被災状況によっては物流が滞り、数週間に渡ってペットフード等を購入できなくなる恐れがあります。
首都直下地震や南海トラフ巨大地震が、想定されている規模で起きた場合、流通の混乱は避けられません。
日頃から食べ慣れたフードを多めに購入しておき、赤ちゃん用として販売されている純水やミネラル分の低い軟水を備蓄しておくと良いでしょう。
カルシウムやマグネシウムの多い硬水をネコに多く与えてしまうと、尿路疾患などの原因になってしまうと言われています。
ミネラルウォーターを与えるときは、くれぐれも注意してあげてくださいね。
犬はネコほどではないようですが、犬種によってはネコと同じように尿路疾患の原因になってしまうそうなので、やはり硬度の高い水は飲ませたくないですよね。
人間用として備蓄する水も、出来るだけ軟水を選ぶようにしておくのがベストかもしれません。
トイレ用の砂やペットシートなども多めに備蓄しておきましょう。ネコ砂は、非常時には人間用の臭い消しにもなりますし、ペットシーツも消耗品なので無駄にはなりません。
最低でも5日分はリックサックなどに入れておきましょう。
食べなれたフード(療法食やアレルギーのあるペットちゃんは、特に気を付けて)
水
トイレ用品(ペットシーツ・ネコ砂)
リード・首輪
タオル・毛布(ペットちゃんの匂いのついたもの。安心できます)
ワクチンや予防接種の記録・鑑札(犬)・かかりつけの動物病院の連絡先
ペットの写真
キャリーバッグ
おもちゃ
洗濯ネット(ネコちゃんの場合)
ビニール袋やガムテープ(いろいろと使えます)
我が家の備蓄例をご紹介しますね。
大型種のネコを2匹飼っているのですが、一匹が軽めの膀胱炎に罹ったことがあるので、それ以来は獣医さんの勧めで療法食を与えています。
近所のお店では取り扱いがないため、イザというときにも買いに走ることもできません。そのため、ドライフー3か月分・缶詰やレトルトパウチは3~5か月分は常にあるという状態を保つようにしています。
ネコ砂やペットシーツは半年~1年分、水は純水を2リットルサイズのペットボトルで12本備蓄しています。少し少ないかなぁと思いつつ、ネコは水分摂取が少ないので。人間用の軟水もあるので、最悪の場合はそちらも。
ワンちゃんの場合はゴクゴクとお水を飲むので、ワンちゃんの種類(大きさ)に合わせて、多めの備蓄をお願いします。
何事も転ばぬ先の杖。