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ペット情報サイトCoo(クー) 編集部|投稿日 2017-10-02
インコを飼うには、温度管理はとても重要です。
インコはもともとオーストラリアや南米・アフリカなど、温暖ではあるけれど、朝晩の温度差の激しい地域の鳥なので、比較的温度変化には強い生き物ですが、人間が繁殖してきたペットとしてのインコたちは野生のものより弱く、室温などを調整してあげる必要があります。
しかし、温度・湿度を一定に保っていると、メスは発情が続いて卵を産んだり、オスは頻繁に換羽が起きてしまうこともあります。
どちらも大変なエネルギーを消耗するので、インコが弱ってしまわないように気を付けなければなりません。
大切なのは過保護にしすぎず、季節に応じて変化のある温度・湿度で飼うようにしましょう。
あまり神経質にはならず、ですがインコの様子をよく見て、適切に空調管理をしてください。
暑い時期に室温の高い部屋にケージを置いておくと、インコが熱中症になってしまう危険があります。
日光浴をさせようと、日差しが当たる場所にケージを置いて置くと、やはり熱中症になるインコがいます。
暑がっているような様子が見られたら(口を開け、荒い呼吸をしている。羽を広げて上下させるなど)、日の当たらない場所にケージを移動させたり、室温が下がるようにエアコンを使うなどしましょう。
個体差もあるので、飼っているインコの適切な室温を確認しましょう。
エアコンを使うときは、エアコンの風が直接ケージに当たらなうように気を付けましょう。
インコは温暖な地域が原産の種類が多いので、比較的暑さには強い生き物ですが、寒さはかなり苦手です。
人間には快適と感じられる時期でも、インコには少し寒いと感じることも多いようです。
寒い季節は、特にインコの様子に注意をし、寒がっている様子(全身の羽を膨らませていたり、顔を背中の羽毛にうずめていたり)なら、専用のヒーターで温めたり、暖房などを使って室温を上げるようにしましょう。
また、ヒーターを使うときには、くれぐれもインコがやけどをしないように、取り付ける場所などに気を付けてください。
寒さに弱いとはいえ、あまり神経質にならず、冷えないようにケージにカバーを掛けたり、巣箱を入れてあげるだけでもだいぶ違います。
ただし、さし餌ヒナや生まれて初めての冬を迎える幼鳥、老鳥や体の弱っているインコなどは、温度と共に湿度も適度に保つようにしてください。